第3回ヒバクシャ証言の航海・地球一周の船旅を締めくくるにあたって、ヒバクシャ一行はより広くより多く平和のメッセージを届けるべく、グアテマラで二手に分かれることにしました。本船から離れた5名のヒバクシャは、5泊6日でメキシコの首都・メキシコシティまで足を伸ばし、さまざまな証言交流活動を行いました。
今回の特別ミッションにあたって、同時に国外で活躍する日本政府代表とも会合を持つことが出来ました。まず7月7日(水)グアテマラ・シティでは、鈴木一泉・在グアテマラ日本大使と会食の機会をもちました。2日間滞在したグアテマラについて、たくさんの質問を矢継ぎ早にお伺いしてしまいましたが、鈴木大使は丁寧に、また幅広く熱心に答えてくださいました。
続いて7月8日(木)、在メキシコ日本大使館を訪問し、平田健治参事官との面談に臨みました。まず川崎ピースボート共同代表が第3回おりづるプロジェクトについて説明をし、続いて兒玉光雄さんが被爆の実相である放射能の影響を説明しました。平田参事官からは積極的に質問も出され、活発な対話のなかで、政府と市民団体という違いはあれど、異国の地でどのように平和に連なる活動を行っていくかという使命感という共通項を感じたひと時でした。
(小松真理子)
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