メキシコ在住の被爆者で、ピースボートには第63回クルーズ(第1回おりづるプロジェクト)に乗船、第69回クルーズ(第3回おりづるプロジェクト)ではメキシコシティでの活動に助力してくださったヤマシタヤスアキさんのご活躍の模様が届いていますので、ご報告します。(奥村早苗)
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8月6日メキシコシティ
メキシコの首都メキシコシティでは市の主催で広島・長崎65周年平和追悼記念式典が行われました。
街の中心部に位置するチャプルテペック公園にて行われた式典では、メキシコシティ市長のマルセロ・エブラルド氏が挨拶をしました。
平和追悼記念式典に参列するメキシコシティ市長とヤマシタヤスアキさん
「私が6歳の時とても強い光を見ました、それは1000の稲妻が同時に輝いたような光景ですさまじい爆音が響き渡りました。それは私の家から500mほど離れた場所でした。私の夢は人々が戦争に怯えないで暮らせるようになることです。戦争は何も残さない」と、原爆の体験と核廃絶の思いを市民に向けて語ったのはメキシコ在住の長崎被爆者のヤマシタ・ヤスアキ氏。
OPANAL(ラテンアメリカとカリブ核兵器禁止機構)の代表のヒオコンダ・ウベダ
氏も式典に参加、世界の都市に核廃絶を呼びかけた。
マルセロ市長は去年9月に広島の秋葉市長がメキシコに訪れた際に平和市長会議に加盟、ラテンアメリカに平和市長会議を広める活動のリーダーシップを引き受けた人物で核廃絶に関しても活発的に活動をしています。
「広島長崎への原爆投下は人類史至上もっとも悲劇的な出来事だ、忘れてはならない。私は全力で核兵器の増加を阻み、既に所有している国には国際法をもって使用を禁止させる」と繰り返し語った。
(草深ひろし)
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