3.核廃絶へのいろいろな動き

キャスリン・サリバンさん、長崎平和特派員に認定!!

8月11日、長崎原爆資料館で行われていた軍縮・不拡散教育グローバル・フォーラムにて、おりづるプロジェクトと密接に関わっている核軍縮教育家のキャスリン・サリバンさんが長崎平和特派員に認定されました!!

$    ピースボートのおりづるプロジェクト-Kathleen and Fukahori (11 Aug 2012)
原爆資料館ロビーにて。キャスリン・サリバンさん(右)と第4回おりづるプロジェクト参加被爆者深堀さん(左)

長崎市は、「平和の心を世界に広く伝えるため」に「海外に住みながら核兵器の脅威や平和への願いをいろいろな方法で伝え、活動している方を長崎平和特派員に認定し、その活動を応援」しています。(長崎市HPより)昨年、2011年8月にはオノ・ヨーコさんも長崎平和特派員に認定されています。

授与式の後、キャスリンさんが多くの取材陣に囲まれインタビューされていました。
これから力を入れていきたいことについて問われると、「ヒバクシャ・ストーリーズは2015年までのプロジェクトです。2015年までに広島・長崎の被爆者をニューヨークに招き、多くの人々に証言を聞いてもらえるよう尽力したいです。」とおっしゃりました。そして、笑顔で「お願い申しあげます」と日本語で回答していらっしゃいました。

キャスリンさんはピースボートにも何度も水先案内人として乗船し、おりづるプロジェクトとも連携しながら、ニューヨークに被爆者の方々を招いて被爆証言を伝える「ヒバクシャ・ストーリーズ」という活動をされてきました。また、核軍縮教育家としてニューヨークの高校などでワークショップを使った教育を行っています。今年2月には第75回クルーズにも乗船され、おりづる被爆者やおりづるパートナーを対象に様々なワークショップを行ってくださいました。ピースボートでのつながりが、おりづるプロジェクトに参加された被爆者の方々とヒバクシャ・ストーリーズをつなげたりもしています。

キャスリンさんは、以前ご自身がどのように核問題に関わるかについて語ってくれたことがありました。冷戦の時代に大きくなったので、核兵器の存在が常に身近にあったと言います。そして、初めて原爆について知ったのは、広島ではなく長崎だったそうです。学校でアメリカのテレビ番組を使って核兵器について教育する機会があったそうで、そこで長崎のことを知ったとおっしゃっていました。その後クロサワアキラ監督の「8月のラプソディー」を見たことで長崎に関する関心はさらに高まり、日本で一番行きたい都市は長崎だったそうです。

そんなキャスリンさんが認定された長崎平和特派員。今回の記者陣とのインタビューの中でも、「I love ナガサキ」と笑顔でおっしゃっていました。これからの活躍に期待すると共に、私たちもキャスリンさんと共にがんばっていきたいですね!

▼伝える2012・ナガサキから:「長崎平和特派員」にサリバンさん NY在住の軍縮教育家 /長崎
(毎日新聞 2012年08月12日 地方版)
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20120812ddlk42040346000c.html

(サポートスタッフ 坂口理香)

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