3.核廃絶へのいろいろな動き

広島市立己斐(こい)小学校を訪問しました!

先日(5月9日)広島出張をした際に、第6回「証言の航海」の参加被爆者、高村秀樹さんのご紹介で、高村さんの母校でもある広島市立己斐小学校を訪れました!

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左から、おりづる被爆者の高村秀樹さん、己斐小学校の
竹川智子校長先生、ピースボート共同代表の川崎哲

己斐小学校は、原爆が投下され、辺り一面焼け野原となり街中が大混乱を極める中、小学校の校庭に数多くの遺体が収集された場所として知られています。

以下、己斐小学校のHPより引用します。

「強烈な放射能の熱戦と爆風により、人間とは思えないほど赤くはれ上がり、大やけどや大けがをし、瀕死の人々が己斐の町に逃れてきて、路傍や民家で誰にも見取られることなく、無念のうちに息を引きとられました。
目を覆う大混乱の中、暑さのためご遺体は腐乱し、ウジがわき始め、氏名など確かめる余裕もすべもなく、やむなく己斐小学校の校庭にご遺体が集められました。
幅2メートル、長さ20メートルの7本の溝を掘り、ご遺体を山積みにして、毎日毎日荼毘に付したそうです。その数2,000余柱。特に、建物疎開の学徒動員中の男女中学生が多かったそうです。
このような悲しい歴史が、己斐小学校にはあるのです。」
(己斐小学校のHPより)

このような歴史を子どもたちへ語り継いでいくために、己斐小学校の校庭には、原爆の慰霊碑「慰霊と平和の祈り」があります。

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校庭にある原爆の慰霊碑「慰霊と平和の祈り」

この慰霊碑は、己斐小学校の卒業生の皆さんが賛同金を集め建てたものだそうです。

「この目で見た事実を末長く後世に伝え、原子爆弾というみにくく悲惨な、非人道的行為を絶対に二度と起こさせないと誓い、無念の御霊を鎮魂したい。」

そのような想いを胸に、モニュメントの建設に尽力された卒業生の皆さんは、毎年全国から集まり、己斐小の生徒の皆さんに向けて被爆証言会を行っているそうです。

このような、ひたむきな活動一つ一つが実を結び、一日でも早く核なき世界が実現しますように。

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突然の来訪にも関わらず、あたたかく迎え入れてくださった己斐小学校の先生方、そして、アテンドしてくださった高村さん、本当にありがとうございました!

ピースボート
古賀早織

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