ユースの浜田あゆみです。
今回は、今までのブログとは代わって、プロジェクト被爆者の一人である中村元子さんのインタビューを報告します!
さて、まずは中村元子さんについて簡単にご紹介。
中村さんのあだ名はもっちゃんと言って、現在69歳で、生後11か月で広島で被爆しました。6年前の被爆者第1回「証言の航海」にお姉さまの田中稔子さんも乗船されています。
今回のおりづるメンバー最年少の中村元子さん
11ヶ月の時に広島で被爆しました
もっちゃんは、お子様が3人、お孫さん6人の大家族だそうです。今は、長男の家族と一緒に広島で暮らしていらっしゃいます。NHK広島の教室で、七宝焼きを22年間講師として教えられているとのこと。週末の楽しみは、かわいい孫たちがみんなでご飯を食べにくることだそうです!
それでは、ここからインタビュー!
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浜田: もっちゃん、自己アピールをどうぞ。
もっちゃん: アピールするのは大の苦手なのよー。アハハ
浜田: アハハ。では、今回船に乗った理由を教えてください。
もっちゃん: 被爆二世の事が気になっています。自分の娘も甲状腺を悪くしていることもあり、被爆二世の方が病気になられる確率が高いので、やはり核廃絶を被爆者として訴えないといけないな、という気持ちがありました。
浜田: 航海が半分終わりましたが、心境はいかがですか?
もっちゃん: 色んな国の寄港地で証言をさせて頂いてその国のいろんな勉強をさせてもらった
今まで知らなかったことが沢山ありました。日々、勉強させてもらっています
今までこんなに世界の事を勉強したことないです。狭い家庭や地域の中しか見てなかったので・・・
学生たちに「おりづる」の折り方を教えている中村さん
ポーランド・オシフィエンチムにて
浜田: この旅の中で一番思い出に残っていることは何ですか?
もっちゃん: 年関係なく、今まで会ったことのない凄くパワーのある人に出会いました。それが凄く刺激的です
浜田: この旅の中で大変な事ってありますか?
もっちゃん: 今まで自分の思いを表現したことがないので、自己表現が難しいです。「○○についてどう思いますか?」など、質問されて人前で答える機会が今までなかったので・・・
船から降りて少しは自分の殻を破ることが出来るかな、ちょっと変わった生活が送れるかな、と期待しています。
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お姉さんは世界的にも有名な七宝焼きのアーティストで、私はいつも頭が良くて活動的な姉の後を追っていた、と話すもっちゃん。いつも優しく、「ありがとうね」「ありがとうね」と言って下さる姿に私達ユースはほっとし、そして被爆者の皆さんも気持ちが楽になっているに違いない。
(おりづるユース特使 浜田あゆみ)
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