3.核廃絶へのいろいろな動き

イベント報告『PEACE TALK〜日本からつなぐ”平和”〜』

9/14(日)ピースボートセンターおおさかにて、
『PEACE TALK~日本からつなぐ”平和”~』というイベントを行いました。


ピースボートならではの平和活動を紹介

東京、広島、長崎と行った<第7回 ヒバクシャ地球一周 証言の船旅>の報告ですが、大阪でもこの報告を交え、来年実施する第8回に向けて、改めて平和について考えました。

当日は25名程の方にお越し頂きました!お越し頂いた皆様、そしてUSTREAM中継をご覧頂いた方、ありがとうございました。

今回のイベントは、おりづるプロジェクトを知らないという方、若い方も多く、皆さんにとって身近な視点から平和を考えました。

ピースボートという、国籍のない空間だからこそできる<平和をつなぐ活動>を中田から紹介。そして、「みなさんにとっての平和とは何か?」を改めてまず考えました。
会場からは、「安心して食べて寝られること」「大切な人と繋がって居られること」などの声が上がりました。


あなたにとって「平和」とは?

それぞれの「平和」を定義したところで、ここからは広島出身の瀬戸麻由さんから、被爆体験や、原爆についてレクチャーします。
まずは体を動かすワークショップ。「原爆が落ちたら起きることを、一つでも言える人!」という問いに答えが無くなった人から座っていきます。

第6回 ユースの瀬戸さんによるワークショップ


原爆が落ちたら、どうなる?

そして、本日残念ながら来られなかった、大村和子さんの証言を、共に乗船していた瀬戸さんの言葉で語りました。大村さんは17歳の時に長崎で被爆し、家族を自らの手で葬ったそう。葬る時には涙を流すことはなかったが、「家族が骨になってしまって初めて、涙が出た」という壮絶な体験に、皆さん真剣に聞き入りました。


大村さんのエピソードを紹介


被爆当時の大村さんの様子

では、実際こういった証言や原爆について、どのように知り、考え、継承していけばいいのか?
その活動例として、『第7回 ヒバクシャ地球一周 証言の航海』を紹介しました。

第7回に参加した、山本さんと上野さんから報告

通訳担当として参加した山本直美さんは「海外から問われる率直な声に、自分の意見があるかを考えた」と、通訳として、人として、船旅で感じた思いを語ります。

今までは興味が持てなかったという、おりづるパートナーの上野帆菜実さん。

自身が作った朗読や、プロジェクトへの思いを語る上野さん

証言を聞いて、それを伝わりやすいようにと作った<朗読>を、上野さん本人の思いのこもったで紹介。
第7回ユースの2人から、素敵なビデオメッセージも届きました!
大自然に囲まれた高知と、広島のご家庭から届いたビデオメッセージからは「ユースはすごい人!」というより、「ごく普通の若者なんだ」という印象を受け、会場も一気に和みます。

最後には、被爆証言から生まれた「カンナの花」を歌いました。この日の為に、主催メンバー4人で練習し、思いを込めて歌いました。

証言の航海を通じて生まれた「カンナの花」

中には歌を聴きながら、感極まる方もいらっしゃいました。

主催メンバーでカンナの花を歌いました

来年4月の地球一周クルーズ上で実施する<おりづるプロジェクト>に向けて、ピースボートセンターおおさかでは、『平和』を考えるイベントをシリーズ化していきます!
平和な未来に向けて、考えていきましょう!


これからも大阪でのイベントは続きます!

ピースボートスタッフ 中田智子(なかた のりこ)

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