核廃絶へのいろいろな動き

ブラジルコミュニティーに伝わるヒバクシャの声

ピースボートでは、2014年夏のショートクルーズ(日韓クルーズ)以降、ピースボートとブラジル領事館が共催で「日系ブラジル人ユースプロジェクト」を行っています。日本で暮らす日系ブラジル人2名をエッセイコンテストで選出し、船旅に招待しているのです。

昨年(2015年)3月21日から約10日間で行われた、ピースボート・春のショートクルーズでは、日本で暮らす日系ブラジル人の若者3名が乗船しました。彼女たちは寄港地のひとつ、広島を初めて訪れ、原爆投下の歴史や核兵器の現状について学びました。

現地訪問と同様、彼女たちにとって衝撃だったのが、広島到着前に行われた船内の証言会。おりづるプロジェクトで世界一周証言の船旅にも参加した、橋爪文さんが自身の経験を語り、核のない世界へのメッセージを発信していました。証言会後さらに話を聞こうと近づいた彼女たちに、橋爪さんは、丹念に広島のことを教えてくださったそうです。

船内で証言する橋爪さん

 

ショートクルーズから5ヶ月すぎた8月、橋爪さんの記事が、ブラジルコミュニティーでよく読まれている雑誌「Vitrine」に掲載されました。5ページにわたるその記事には、投下当日の様子や、なお続くトラウマについて、細かく表されています。

ブラジル総領事館のMarcy Costaさん

 

証言を聞いた一人で、この記事を書いたマルシー・コスタさんは、第2回同プロジェクト参加者に同行した領事館職員。ピースボートに乗って以来、広島・長崎、また沖縄に関してもブラジル社会に伝えられるよう執筆を続けています。「橋爪さんからいただいた本を読んで、ブラジル人の人々に伝えなければと思った。とくに次の世代に知ってほしい」と話しています。

ピースボート 松村真澄、渡辺里香

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