3.核廃絶へのいろいろな動き

タヒチとマーシャル、広島、そして福島:太平洋ピースフォーラム

ピースボート90回クルーズが3月30日、無事に横浜に帰港しました。このクルーズ終盤には、「太平洋ピースフォーラム」が始まりました。タヒチとマーシャル諸島から核実験被害者が乗船、船で来日し、4月2日までの3日間福島と東京で見学、交流、シンポジウム等を行っています。
マーシャル・タヒチ・福島の核被害者が交流~「太平洋ピースフォーラム」を行います
タヒチ・パペーテに寄港したピースボート。被爆者とともに

■3月30日、 横浜大さん橋国際旅客ターミナルで行われた帰国記者会見では、1945年の広島・長崎への原爆投下、1946年からのマーシャル諸島、1966年からのタヒチでの核実験そして、2011年福島原発事故。70年を経てつながった4つの地域からの参加者が、太平洋の洋上で話された教訓や核のない世界へのアプローチについて報告しました。
詳細はこちら:http://peaceboat.org/13378.html

■そして、4月2日、 東大の駒場キャンパスで
参加型シンポジウム「核被害者と考える民主主義」
マーシャル・タヒチ・福島の核被害者が交流~「太平洋ピースフォーラム」

を行います
核災害に共通の問題として、被害者の切り捨てや差別、情報隠蔽、人権侵害などがあります。「民主主義」をキーワードとして、過去と現在を分析し、これからの課題を議論します。参加型の手法を取り入れた分科会を含むプログラムです。

■日時:2016年4月2日(土) 14:00~17:00(開場13:30)
1部 「タヒチ・マーシャル諸島・福島 何が起き、人々はどう動いたか」
2部 「核被害と民主主義 過去、現在から未来へ」
■会場:東京大学駒場キャンパス
18号館4階 コラボレーションルーム
■参加費: 無料
■主催:ピースボート
■共催:
東京大学 大学院総合文化研究科 「人間の安全保障」プログラム
特定非営利活動法人「人間の安全保障」フォーラム
東京大学 グローバル地域研究機構 持続的平和研究センター
東京大学 グローバル地域研究機構 持続的開発研究センター
■登壇者(フォーラム参加者のほか):
高橋哲哉 (東京大学教授、『犠牲のシステム 福島・沖縄』著書)
佐藤安信 (東京大学教授、「人間の安全保障」プログラム)
高瀬毅 (ジャーナリスト、ノンフィクション作家、『ブラボー 隠されたビキニ水爆実験の真実』著書)
林田光弘 (明治学院大学大学院生、被爆者3世、SEALDsメンバー)
※日英通訳つき(逐次)

◆以下のリンクからお申し込みください。
http://peaceboat.org/12580.html

■横浜帰港の直後、来日ゲストは第五福竜丸を訪問しました。同行した共同通信が以下のような記事を配信しています。

福竜丸と対面「絆感じる」 マーシャルの若者、福島へ2016.3.30
http://www.sankei.com/smp/photo/story/news/160330/sty1603300025-s.html

■また、元三重大学副学長の児玉克哉さんも以下のように紹介してくださっています。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kodamakatsuya/20160313-00055370/


ピースボート 渡辺里香

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