核廃絶へのいろいろな動き

核兵器廃絶国際デー記念イベント

こんにちは。

ピースボートインターンの鈴木です。

9月25日に国連大学にて

核兵器廃絶国際デー記念イベントを行ったので

その報告をこちらでもさせていただきます。

国連では9月26日を「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」と

定めています。

世界各地でこの日に核廃絶のアピールをするために動いており、

日本では国連大学で基調講演とパネルディスカッションが行われました。

会の冒頭では9月26日の国際デーに寄せる

パン・ギムン国連事務総長からのメッセ―ジが代読されました。

最近行われた北朝鮮の核実験のことについての言及や

次回のNPT再検討会議に向けた決意などが寄せられていました。

▼核兵器の全面廃絶のための国際デーに寄せる

パン・ギムン国連事務総長のメッセージ

http://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/20721/

その後、基調講演は中村里美さんが行いました。

中村さんは、ミューズの差との代表取締役であり、

シンガーソングライターで、映画「アオギリにたくして」の

総括プロデューサーでもあります。

中村さんの基調講演

1986年に、日米プロジェクト「ネバー・アゲイン・キャンペーン」の

第一期生として渡米し、原爆映画「にんげんをかえせ」や「ピカドン」等の

原爆フィルム上映をアメリカの学校などで行い、

そこから被爆者の人と関わるようになりました。

出逢ってきた被爆者のかたの言葉を真摯に受け止め、

「心を豊かに生きていくために想像力を使う」ということを

誠実にやってきたかたです。

中村さんがプロデュースした、映画「アオギリにたくして」は

広島で被爆した沼田鈴子さんをモデルにして描いています。

沼田さんは結婚式を3日後に控えた日に原爆に合い、

片足を重傷を負い、生きるために切断しました。

結婚相手が戦死していたことを後に知り、

被爆者というだけで差別されながらも

広島の大地に生き残ったアオギリの葉にを見て

被爆体験を語っていくことを決めたそうです。

そんな沼田さんの想いを中村さんが次の世代に繋げています。

お話の最後には、実際に被爆者の方が書いた朗読や

自信が作った歌を歌ってくれました。

朗読を行う中村さん

その後、6人のパネリストによるパネルディスカッションが行われました。

共同通信編集委員・論説委員の太田昌克さん。

外務省 大臣官房審議官兼

総合外交政策局軍縮不拡散・科学部審議官の川崎方啓さん。

広島平和文化センター理事長、

平和首長会議事務総長の小溝泰義さん。

ヒバクシャ国際署名の事務局キャンペーンリーダーの林田光弘さん。

フリーアナウンサーの楪望さん。

ピースボート共同代表の川崎哲さん。

パネルディスカッションの様子

さまざまな分野で活躍する人々が集まったので、

議論も白熱していました。

政府の視点と市民の視点では、

核廃絶に対する日本の動きの捉え方は違っています。

ピースボートの川崎さんは

「2017年にオーストリアが核兵器禁止条約に向けての新たな提案をするだろう。

それに対して日本はどのような立場を取るのかが重要である」と

日本政府に被爆国日本としての姿勢を求めました。

また、ヒバクシャ国際署名の林田さんは、

「こういった活動をする重要な2つの視点は

被爆者の方の想いを正確に伝えることであり、

核廃絶のムーブメントを市民が起こすことだ」と発言し、

わたしたち市民から核兵器という選択肢を「いらない」と政府にアピールし、

その流れを世界中で起こすことの重要性を示しました。

ピースボートしては、この国際デーに

北朝鮮の核実験に対する意思声明文を出しています。

▼核廃絶国際デーにあたり、北朝鮮の核実験に対する声明を出しました

http://peaceboat.org/16079.html

10月には国連総会が控えています。

ここでどんな議論がされ、日本が何を選択するのかを決めるのは

市民の意志であるとこのイベントに出て改めて思いました。

核兵器を禁止するためにも

日々わたしたちから行動していくことが何よりも重要です。

ピースボートインターン 鈴木慧南

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