おりづるプロジェクト2018

対話で平和を作る@コロンビア

みなさん、こんにちは。

ピースボートの野口香澄です。

722日はコロンビアのカルタヘナに寄港をしました。

そこでは多くの若者たちと大交流会を行いました。その報告をします。

コロンビアは2016年まで内戦は続いていた国です。

昨年、紛争が終結し、和平合意を行い平和への一歩を踏み出した国です。

なので、今回は船内で証言会を実施するとともに、そこで平和団体の若者たちと意見交換をしていきました。

私たちを受け入れてくれたのはGPPAC(紛争予防のためのグローバルパートナーシップ)ラテンアメリカの方々です。

また、PBスタッフでもあり、コロンビア出身のMaria Perez(マリア・ペレス)さんが司会進行をしてくれました。

会場には40名を超える若者たちがきてくれました。

今回証言をしたのは広島の被爆2世の品川薫さんです。

品川さんはお母さんから直接被爆体験を聞いてきたわけではありませんが、2世という立場で被爆の恐ろしさを伝えました。

それを会場の若者たちは真剣に聞いていました。

次に若者たちの活動の発表がありました。

まず、パステリアという団体のエミリさんと子どもたちが発表をしました。

2016年の設立した団体で、持続可能な平和作りや民主主義な社会を目指すために対話を大切にしています。地域の人たちと対話をしていくことで平和を築いていくことをしています。

子どもたちの中では家族が内戦の被害にあった子たちもいる中で対話を重視していく教育が大切であると話をしてくれました。

次にMi Sangre(ミ・サングレ)というコロンビアの有名な歌手であるホアネスさんが立ち上げた慈善団体の発表をしました。

この団体にいる人たちは家族のようなものであり、毎日コロンビアの問題に向かっていくといいます。平和を願っているのは1人ではなくみんなであるということを広く伝えていき活動を活性化していきたいといいます。

どう武力から乗り越えられてくのかを考えていきたいは話していきました。

未来を作るのは若者であるからこそ、若者同士でのつながりを大切にしていきたいと話してくれました。

また、水先案内人でありGPPAC所属のカルロス・ホセさんも参加し、話をしてくれました。

今を生きている子どもたちは武力の無い世界を体験できる世代であるといいます。

カルロスさんが生まれた時にはすでに戦争があったそうです。しかし、

「紛争は終わり、これから紛争のない、武力もない世界が作れるようになっていきます。

被爆者の話は生きていくことに勇気を与えている。

被爆者の話を忘れずに市民としてよい世界を作っていくことが大切である」と話をしてくれました。

証言会が終わった後はみんなで昼食にしました。

子どもたち同士も複数の団体から参加しており初対面、そして被爆者も初めてということで最初は少し緊張した面持ちで昼食を食べ始めましたが、時間と共にみな打ち解けてきました。

昼食後は少し質疑応答の時間を取りました。

10歳の自分に言いたいことという質問に対して倉守さんは

「私は10歳の時に父親を原爆症で亡くしました。家族の大黒柱が亡くなるということはとても不安がありました。それでも家族の支えで生きていくことが出来ました。大切な人を亡くすということはこれほどまでに辛いことはありません。大切な人を亡くさずに済む世界を作ってください。」と若者に向けて話をしてくれました。

次に少しだけ、コロンビアの街に行きました。

その間も若者たちとおりづるのメンバーは言葉が通じなくとも心で通じるものがあるのか、楽しそうにコミュニケーションをとっていました。

帰りはみな寂しくてなかなかお別れが出来ませんでしたが、またいつか会えることを祈ってコロンビアを後にしました。

今回思ったことは若者たちが真剣に“和解”や“対話”を考えているということです。

これは、当たり前のように大人たちは子どもたちに教えることですが、それが実行出来ていないからこそ、世界にはまだ紛争があるのだと思います。

しかし、今回出会った子どもたちは紛争が終わったのちに自分たちで平和を作っていくという覚悟があるように思えました。

ピースボート 野口香澄

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