おりづる全国証言会

今あらためて@久志支所

みなさんこんにちは。おりづるユースの鈴木慧南です。

昨年、「今あらためて、日本全国に被爆者の声を届けたい」という想いから

クラウドファンディングを実施し、みなさまのご協力で成功することができました。

その資金を使って全国各地で証言会が実施されていますが、

今回は沖縄で証言会をすることになりました。

※クラウドファンディングの詳しい内容↓

https://readyfor.jp/projects/pbhibakushaorizuruprojec

2月11日に名護市の久志支所で証言会が行われました。

証言会は14時からだったので、午前中には辺野古のテントにお邪魔しました。

カヌー隊が出動する海の前にあるテントからは、

大浦湾の美しい海が見渡せるのに、

埋め立て予定地にフロートが大量に浮かんでおり、複雑な景色でした。

ヘリ基地反対協議会協同代表の安次富さんが案内をしてくださいました。

説明を聞けば聞くほど、「辺野古に基地はいらない」という想いが強くなる一方でした。

今回、被爆証言をするために一緒に来てくださった天野文子さんは

「日々新聞やテレビなどで報道するものは見ているけど、

現地でたくさん質問することで、今まで報道されてきた辺野古の情報は

本当にわずかだったことが分かった」と仰っていました。

その後、大浦湾をきれいに見渡せる久志支所に移動し、証言会を行いました。

久志が地元の方から、沖縄市までさまざまな人が参加してくださいました。

最初に天野さんは今回の3日間の沖縄滞在で学んだこと、

辺野古を実際に見て感じたことなどを丁寧に話しました。

それから自身が14歳のときに広島で原爆投下を生き抜いた経験を詳しく話されました。

目を開けて手を胸の前で合わせ、静かに亡くなっていたご婦人のこと、

ひどい火傷をした兄に、終戦後、「日本は勝ったよ」と嘘を言ってしまったこと、

原爆が投下された町を見渡して、初めて戦争が何かを知ったことなど、

状況が想像できるように具体的にその日のこと伝えてくれました。

その後、天野さん、おりづるユースの鈴木、

三線アーティストで沖縄市出身の稲嶺幸乃さんを招いてトークセッションを行いました。

稲嶺さんはピースボートの87回クルーズに乗船し、初めて被爆者の話を聞いたと言います。

また、その船に三線を持って行ったことにより生まれた繋がりに感動して

三線アーティストとしての活動を始めることになりました。

トークセッションでは天野さんのお話を受けてどう感じたか、

ピースボートを通じてどんな出会いがあったか、

今後どのように話を繋いでいきたいかなどを自由に話しました。

稲嶺さんは「今は三線を通して表現している。沖縄でもさまざまな問題がある中で

「おかしい」とか「違う」と思ったことにはそう言いたい。

天野さんは涙を浮かべながら、当時の話をしてくれた。

辛い話をわたしたちのためにしてくれた姿に感動する」と涙しながら語っていました。

わたしは「この会を通してぜひ、天野さんとお友達になって欲しい。

友達が辛いな、苦しいなと感じることに対して、

「じゃあわたしには何ができるかな」って考えることはシンプルで簡単なことだと思う」

と話をさせて頂きました。

天野さんは「若い人たちと一緒に考えることができるおかげで

孤独に作業することがなくなった。それは素晴らしいことです」と

若者に希望を感じていることを語っていました。

その後、稲嶺さんによる三線と歌のライブをし、

それぞれの想いを感じながら、久志支所での証言会を終えました。

会が終わっても天野さんと話している人々がたくさんおり、

今回の企画を通して、沖縄の方々のお友達が増えたようでした。

被爆者の話をあまり聞くことができない地域での証言会でしたが、

その分、沖縄の人々には天野さんの想いが伝わったと思います。

今後も全国各地で被爆者の声を届けに行きます。

今回の証言会の様子が琉球朝日放送で

放送されています。ご覧ください。↓

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