1.ヒバクシャ証言の航海

ピースガイド養成講座説明会

おりづるプロジェクト担当の橋本舞です。

2月17日はピースガイド養成講座の説明会をおこないました。
(ピースガイドとは、広島や長崎でおこなわれている「被爆証言伝承制度」をもとに立ち上げたピースボートオリジナルの制度です。「継承とは何か」に焦点を当て、被爆証言を継承しながら、自発的に核兵器廃絶に関わっていく人を養成します。)
ピースガイドとはどういう制度なのか、なぜピースガイド養成講座が始まったのか、何を語り継ぐのか、そして私自身がおもう「継承」について話をし、22人の方が受講を希望しました。
・自身も被爆をしているが幼いころのため記憶がなく、周りも当時の話をあまりしなかったため何があったのか詳しく学びたい
・広島生まれで何回も被爆資料館には行ったが、「継承」については考えたことがなかったため一緒に考えていきたい
・叔母が被爆していたが直接話は聞けなかったため、この船で一緒になった被爆者の渡辺淳子さんから詳しく学びたい
同じ受講希望者でも理由はさまざまです。私自身、94回クルーズでピースガイド養成講座を受講しましたが「一緒に乗った被爆者が、私にとって大好きな人になりその大好きな人たちが伝えている想いを私が引き継ぎ伝えていきたい」と思ったのが理由でした。
広島や長崎などですでにおこなわれている「被爆証言伝承制度」を元にピースガイドは創設されましたが、一人の人の被爆証言を語り継ぐのではなく「なぜ語り継ぐのか」という継承の部分に焦点を当てています。
1000人いれば1000通りの船旅をする理由があるように、受講者それぞれの受講理由、継承方法があります。これから9回の講座を通して、原爆や世界の核問題などの基礎知識を学び、自分ができる継承方法について一緒に考えていきます。

※ピースガイド養成講座説明会の様子

ピースボート 橋本舞

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