2026年5月7日、ピースボートおりづるプロジェクトとモンゴル平和構築研究所(MONPI)の共催で、モンゴル国立大学の国際紛争解決ゼミにて、長崎の被爆者である福島富子さんのオンライン証言会を開催しました。(59回目のオンライン証言会でした)

福島さんは生後6ヶ月のときに長崎で被爆されました。幼少期は家族と離れて育ち、自分が被爆者であることを後から知ったそうです。「当時の明確な記憶がない自分には語る資格がないのではないか」と葛藤した時期もありましたが、70歳のとき、先輩被爆者から思いを託されたことをきっかけに「名もなき生存者たちの代わりに声を届けよう」と活動を始められました。
証言会で福島さんが身にまとっていた、平和のメッセージが込められた美しい着物とPeaceと刺繍された帯は、学生たちの目を引きました。彼女にとって着物は、単なる伝統衣装ではなく、核兵器によって消し去られようとした自身の文化や故郷、そして活動への強さを与えてくれる大切な存在です。

学生たちからは、
「核兵器がもたらした人間の苦しみを、福島さんの言葉を通じてリアルに感じた」
「つらい過去の記憶を、若い世代への平和と希望のメッセージに変えて伝えてくれた姿に感銘を受けた」
「平和は核兵器によってではなく、記憶と教育、そして行動によって築かれるべきだと学んだ」
といった、非常に深く、熱い感想が寄せられました。
ウクライナや中東など、世界中で緊迫した情勢が続く今だからこそ、被爆者の声を次の世代へ繋ぐ重要性を改めて実感しています。
ご参加・ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

👉 詳細なレポートはこちら(英文):https://news.num.edu.mn/?p=115595
文:渡辺里香
写真:モンゴル国立大学の国際紛争解決ゼミ、ピースボート








