1.ヒバクシャ証言の航海

キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長と面会!!

9月21日(日本時間同日夜)、現在航海中の第70回「地球一周の船旅」の参加者約700名が、キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長と面会しました!
これは、ピースボートがキューバに寄港したのに合わせて、キューバ政府からの招待で実現しました。
キューバの国会議事堂にあたる「ハバナ会議宮殿」で行われた今回の会。
冒頭に行われたカストロ前議長によるスピーチでは、ピースボートとキューバ市民の約20年にわたる交流の軌跡を高く評価してくださいました。

ピースボートからは代表してスタッフの井上直(36)がスピーチ。ピースボートが取り組む平和憲法の国際化や核兵器廃絶について語り、キューバ市民とのさらなる連帯を呼びかけました。

$ピースボート ヒバクシャ地球一周 証言の航海
カストロ前議長と井上直(ピースボート70回クルーズ クルーズディレクター)

また、参加者のひとりで、在ブラジル被爆者の渡辺淳子さん(ブラジル被爆者平和協会常任理事)が自身の広島での被爆体験と、核なき世界への思いをスピーチ。
カストロ前議長は熱心に耳を傾け「非常に貴重な証言。この様子はキューバ全土にテレビ放映する」と約束するなど、核兵器廃絶への強い思いを表明しました。

$ピースボート ヒバクシャ地球一周 証言の航海
自らの被爆体験を語る渡辺淳子さん

カストロ前議長は、自身の2度にわたる訪日経験や、広島訪問時に受けたという「強い衝撃」について触れながら、人類は核兵器による絶滅の危機にあると指摘。戦争を食い止め、国際平和を実現するために、世界の市民が努力し働きかける必要があると強調されました。

<ピースボート公式HP掲載記事>
http://www.peaceboat.org/info/news/2010/100922.html

<現地新聞掲載情報>
http://www.signonsandiego.com/news/2010/sep/21/fidel-castro-meets-with-japanese-activists/
http://www.cubanews.ain.cu/2010/0921-fidel-castro-meets-members-peace-boat.htm
http://www.escambray.cu/Eng/cuba/fidelpeaceboat100921135
http://www.charlotteobserver.com/2010/09/21/1708609/fidel-castro-meets-with-japanese.html

(奥村早苗)

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