おりづるプロジェクト

ピースボートは、被爆国・日本を本拠とする国際NGOとして、核兵器の非人道性を世界に訴え、核兵器を非合法化することに貢献することが世界的な使命だと考えています。そのための行動として、2008年から「おりづるプロジェクト」を実施しています。このプロジェクトでは、広島・長崎の被爆者とともに船旅やその他の活動を通じて世界各地で原爆被害の証言を実施し、核廃絶のメッセージを世界に届けています。

*****2020年から2021年にかけて、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、「おりづるプロジェクト・オンライン」(後援:日本原水爆被害者団体協議会(被団協)/平和首長会議)として、全世界190カ国を目標にオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。 詳しくはこちらへ*****

被爆70周年をおりづるプロジェクトでは、平和首長会議と共に「過去との対話プロジェクト(I Was Her Age)」も行いました。

2008年に第1回目のプロジェクトが始まってから、地球一周のクルーズからショートクルーズまで幅広い船の上で活動を続けています。2020年現在までに170名以上の被爆者の方が参加してくださいました。また、30歳以下のユースや被爆二世の視点も加えながら、多角的な「被爆継承」の方法についても模索しています。

103名の被爆者と航海した、第1回おりづるプロジェクト

訪問する寄港地での証言会だけでなく、各国の専門家、NGO、国会議員、国連職員らを船上に招き、核兵器禁止条約に関するセミナーや、中東非核地帯化のための洋上会議、グローバル・ヒバクシャを招いてのフォーラムなどを開催しています。

これまで多くの被爆者が世界で証言してきました。その被爆者との出会いを通じて、世界の人々は刺激を受け、行動を起こすきっかけになっています。2017年に国連で採択された核兵器禁止条約には、ヒバクシャ(hibakusha)の受けてきた苦しみと核兵器廃絶に向けた彼らの貢献が明記されました。ピースボートは、2017年にノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の国際運営団体として、おりづるプロジェクトを通じて各国に核兵器禁止条約への早期加入を求めています。

2017年12月、ICANのノーベル平和賞受賞のトーチパレードに参加する、おりづるプロジェクトの被爆者のみなさん

こちらのブログでは日々の活動や現在の核情勢などについても掲載しています。 ご覧ください。

これまでの主な取り組みの報告書

2008年_第1回ヒバクシャ地球一周 報告書 (第63回ピースボート)

2009年_第2回ヒバクシャ地球一周 報告書 (第67回ピースボート)

2010年_第3回ヒバクシャ地球一周 報告書 (第69回ピースボート)

2011年_第4回ヒバクシャ地球一周 報告書 (第72回ピースボート)

2012年_第5回ヒバクシャ地球一周 報告書 (第75回ピースボート)

2013年_第6回ヒバクシャ地球一周 報告書 (第80回ピースボート)

2014年_第7回ヒバクシャ地球一周 報告書 (第83回ピースボート)

2015年_第8回ヒバクシャ地球一周 報告書 (第87回ピースボート)

2016年_第9回ヒバクシャ地球一周 報告書 (第92回ピースボート)

2017年_第10回ヒバクシャ地球一周 報告書 (第94回ピースボート)

2017年_イギリス~日本 報告書 (第95回ピースボート)

2018年_オーストラリア 報告書 (第96回ピースボート)

2018年_ヒバクシャ地球一周 報告書 (第98回ピースボート)

2018年_ヒバクシャ地球一周 報告書 (第99回ピースボート)

2018年_ヒバクシャ地球一周 報告書 (第100回ピースボート)

2019年_被爆ピアノ 報告書 (日本一周ピースボート)

2019年_パナマ~米国、スペイン~ギリシャ 報告書(第102回ピースボート)

2019年_オーストラリア (第103回ピースボート)

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2012年_イスラエル派遣団 報告書

 

プロジェクトに賛同してくださる方々

撮影:水本俊也

過去10年以上の活動の中で国内外多くの方々から活動にご賛同いただいています。
俳優の吉永小百合さんからは「皆さまの思いをしっかりと受け止め、私たちも行動していきます。」とコメントを頂いております。他にも女優の東ちづるさん、小説家の海堂尊さん、作家の鎌田實さん・・・・からも賛同を頂いております。海外ではローマ法王はじめ、政府関係者、ノーベル平和賞受賞者など多くの方々からもご賛同を頂いております。

支援金のお願い

おりづるプロジェクトは皆さんからの支援金によって支えられています。支援金は、寄港地での運営プログラムの準備費用などに充てられます。
郵便振替口座:00180-3-177458  
ゆうちょ銀行:〇一九(ゼロイチキュウ)店 当座0177458
加入者名:ピースボート
(※個人1口:2,000円、団体1口:10,000円からお願いします)
※郵便振替の方は通信欄に「オリヅル」と明記して下さい。
※ゆうちょ銀行をご利用の方は振込依頼人名の前に「オリヅル」とご記入ください。

 

ピースボート事務局

住所: 169-0075 東京都新宿区高田馬場3-13-1-B1
TEL:03-3363-7561 FAX:03-3363-7562
交通:JR/西部新宿線/地下鉄東西線 高田馬場駅 早稲田口より徒歩7分
※日曜・祝日は閉局日です。

今までの開催実績

 

<2023年7月18日現在>
証言会回数:57

開催国・地域:55

参加者(累計数)*:3679

プロジェクト紹介はこちら

これまでの開催国・地域(五十音順)>

アイルランド、アメリカ合衆国、アラブ首長国連邦、アルゼンチン、イギリス、インド、ウガンダ、ウズベキスタン、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、オーストラリア、オーストリア、オランダ、ガーナ、カメルーン、ギニア、キルギス、キューバ、ギリシャ、ケニア、コートジボワール、コスタリカ、コロンビア、ジョージア、ジンバブエ、スイス、スウェーデン、スペイン、セイシェル、タジキスタン、チリ、デンマーク、ドイツ、ナイジェリア、日本、ノルウェー、フィリピン、フィンランド、フランス、ブルキナファソ、ベトナム、ベナン、マーシャル諸島、マレーシア、マリ、メキシコ、モーリシャス、モンゴル、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラ、ペルー、リユニオン、レバノン

オンライン証言会の証言と海外参加者からのコメント集(2020年10月~2021年6月)

★第1回ドキュメンタリー映画「ヒバクシャとボクの旅」予告編(2008年)

★第5回ドキュメンタリー(2012年)

★第8回ドキュメンタリー「I Was Her Age」(2015年)

★第8回「ナガサキの唄」(2015年)

第10回スライドショー(2018年)

「Akiko’s Piano 明子さんの被爆ピアノ」(2019年)

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