1.ヒバクシャ証言の航海

第99回クルーズ企画@船内企画

みなさんこんにちは、おりづるユースの安藤真子です。

先日12日をもって、99回クルーズのおりづるプロジェクトの企画が全て終了しました。

 

ハワイを出港してからはこの99回クルーズのおりづるプロジェクトを締めくくるような企画が続きました。

 

127日にはおりづるパートナーやピースガイドと一緒に計画した「平和船で旅したわたしたちの未来」という企画を行いました。

「どのようなときに被爆者と感じますか?」「被爆者手帳をとろうと思ったのはいつですか?」などの質問を通して、証言では聞くことのできない、塚本さんと空さんお二人の感情や体験を聞きました。

また、広島の被爆2世と長崎の被爆3世の方々にも登壇して頂きました。

「いつ、どのように体験を聞きましたか?または聞きませんでしたか?」等の質問を通して、実際の体験はしていないけれど原爆と関係があることについて考えました。

 

また128日にはピースガイドがそれぞれの場所に戻ってから何をするのかというアクションプランを考える企画を行いました。翌日9日のピースガイド修了式で地域ごとにアクションプランを発表してもらいました。「各地域のピースボートセンターや母校で報告会をする」「地域にある被爆者団体にコンタクトを取る」「SNSで発信」「ピースガイドで広島ツアーを行う」など様々なアイディアが共有されました。

修了式では全9回の講座と面接をクリアした受講生に修了証とおりづるピースガイドのピンバッジを贈呈しました。

 

そして12日には「99おりづる最終報告会」を行い、後半の寄港地での活動を報告し、地球一周の活動を振り返りました。

塚本さんが特に印象的だったのはニューヨークです。国連という場で英語で証言をされたことが思い出に残っているといいます。一方空さんの思い出深い寄港地はハワイでした。証言会で真珠湾攻撃について謝罪をしたことで証言会に来ていた方も原爆投下について謝ってくれたという出来事がとても印象的だったそうです。

 

おりづる担当の寺地より私達が旅をしている間に起こった核における世界情勢の変化について話してもらいました。そしてこのクルーズで集めた署名数も発表しました。

 

横浜神戸の出港から行ってきたすべての活動を振り返るムービーを見、そしておりパとピースガイドからコメントを頂き、わたしたち4人だけはなく本当に多くの方々と一緒におりづるプロジェクトをやってきたと胸が熱くなりました。

 

また、わたしたち4人にとってこのおりづるプロジェクトがどうだったかという振り返りも行いました。改めて振り返ると本当に多くのことをやり遂げてきたのだと感じることができました。そして何より、一緒におりづるプロジェクトを盛り上げてくれた方々への感謝を伝えて最終報告会を終えました。

 

そして同日12日の夜には「地球一周での学びとモヤモヤとこれからのお話」という企画を行いました。これはおりづるユースとして地球一周する間にどんなことを感じ考えていたのかということを共有するものでした。

どのような立場からどんな平和を語るのかということを自分に問い続けていくことがテーマでした。最後にこの旅を個人的に振り返る企画を行うことができてよかったです。

 

以上で99回クルーズおりづるプロジェクトの企画はすべて終了しました!
おりづるプロジェクトのメンバーをはじめ、支えてくださったおりづるパートナーやピースガイドにお疲れ様と言いたいです。

 

そして最後に、現在船内にて展示されている吉永小百合さんのメッセージを紹介して終わりたいと思います。「核なき世界に向けて」というタイトルでICANの活動とノーベル平和賞受賞、そしておりづるプロジェクトの紹介がされています。ICANでありピースボートでもある川崎哲と吉永小百合さんがノーベル平和賞のメダルを持って一緒に写っている写真も掲示されています。吉永小百合から「ピースボートの被爆者の皆さま 皆さまの思いをしっかりと受け止め、私達も行動していきます」と直筆でコメントを頂いています。

 

さて、99回クルーズはもうすぐ横浜に帰港します。

船の上でおりづるブログを書くのもこれで最後になります。

横浜では報告の記者会見を行います!帰港後も今回のおりづるプロジェクトを振り返るブログを書く予定ですので、もう少しお付き合いください。

 

おりづるユース 安藤真子

 

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