おりづるプロジェクト2018

南アフリカはなぜ核をポイ捨てしたのか?@船内

みなさん、こんにちは。

おりづるユースの森山景です。

ナミビアに向けて気温はどんどん下がり、すっかり冬支度の船内です。
今朝は窓から海を眺めているとアシカを発見しました。海の色も毎日変わります。

そんな船内で、スタッフの越智信一朗さんが持っていた、杉山弘毅著『検証・非核の選択〜核の現場を追う〜』(岩波書店)をきっかけに1月28日におりづるプロジェクト企画「なぜ南アフリカは核をポイ捨てしたのか?」を開催したときの話を書きます。

本書によれば南アフリカは「人類の歴史で核兵器を自ら開発し保有しながら放棄した」ただ一つの国なのです。このことが一体どういう意味を持つのか、集まったお客様も一緒に考えられるような企画にしました。

短い時間でしたが小さな会場は満員。
まずは南アフリカのストリートダンス映像を見ながら、街並みや人々の暮らしに想像を巡らせます。
越智さんがスライドを使いながら南アフリカの核保有に関する歴史年表の歩みを説明し、わたしはその中で分からないところや引っ掛かりを覚えたら質問をするという流れで進めていきました。

・いま南アフリカは原発を持っていますか?
・1989年にデクラーク大統領が核放棄を巡って設立した「委員会」の実態は?
・核抑止力による平和はあり得るのか?
などなど。
深夜ラジオのように、私たちの会話を聞きながらお客様に一緒に考えてもらえる、そんな空気を作りたかったのです。そして自然と、南アフリカと日本の核政策について比較しながら聞いている自分に気づきました。

「南アフリカを攻撃してくる国なんて、世界に一つもないと気づいた」と言って核を放棄した南アフリカはカッコ良いと思います。

この記事を書いている間にナミビアに到着し、南アフリカについて教えてくださった水先案内人の方々ともお別れです。今回の企画をきっかけに沸いたたくさんの疑問を旅の間も帰国後も考え、今後も南アフリカのことをもっと知りたいと思っています。

おりづるユース 森山景
                           

 

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