1.ヒバクシャ証言の航海

明子さんの被爆ピアノ@ピースボート 2019.8.9

太陽が照りつけ、暑い8月9日を迎えた長崎で崔善愛(チェ・ソンエ)さんと斉藤とも子さんによる船上被爆ピアノコンサートが開催されました。

崔さんの暖かなピアノの音色から始まり、明子さんのピアノを感じたあとにHOPEの二口さんよりピアノを説明がありました。

その後、明子さんのピアノの動画を流し、このピアノがどんな道を辿り、今わたしたちに何を伝えてくれるのかを感じました。

特別ゲストとして2組の合唱団を船上にご招待しました。

まずは世界で唯一の被爆者のみで構成されている被爆者歌う会「ひまわり」のみなさん。
今朝行われていた平和式典でも歌声を披露し、その足で船まで来ていただきました。

ひまわりのみなさんには「もう二度と」と「浦上」という歌を歌って頂きました。 どちらも原爆の痛みを訴えた歌です。

年々会員の数が減る中で、やはりあのような悲惨な出来事はもう二度と繰り返してほしくないという思いから 今でもその歌声を届け続けています。

次に純心女子高等学校の音楽部のみなさん。
彼らも平和式典で被爆校舎の生徒250人で歌う合唱に参加した後、船に来てくれました。

純心高校のみなさんには「アヴェマリア」と「折り鶴」を歌っていただきました。
アヴェマリアはアカペラで、響き渡る透き通る歌声は彼らの歌声は祈りにも似た響きで、多くの方々が涙を流しながら聴き入っていました。

長崎ではアメリカン大学の学生やマーシャル諸島の方、0歳の赤ちゃんまでたくさんの人々がコンサートへ訪れてくれました。

それぞれ異なったバックグラウンドはありますが、今日、船の上で長崎を想う気持ちは一緒だったと感じています。

明子さんのピアノは現在、広島、鹿児島、長崎とさまざまな人の手によって演奏され、 被爆の記憶を伝え続けています。各地で多くの人がこのピアノや出演者の方々の表現を通して広島・長崎を考えるきっかけになればと思っています。

おりづるユース 安藤真子

<掲載メディア>

2019/08/07 朝日新聞
被爆死した女性の愛用ピアノ、韓国へ 音色で伝える記憶
https://digital.asahi.com/articles/ASM854GNFM85TIPE00N.html?rm=358

2019/08/10 長崎新聞
広島で被爆したピアノの優しい音色 長崎港の船内で ピースボート
https://this.kiji.is/532765442473788513?c=39546741839462401

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