原爆が投下されてから78年を迎えた2023年8月。6日と7日に、それぞれ広島と長崎で4年ぶりとなる「おりづる被爆者懇親会」を開催することができました。
過去3年間、直接お会いすることが叶わなかったため、久しぶりに直接お会いできたことがとにかく嬉しかったです。その上、近況報告をしあうことで、意見交換したりお互いにエールを送る姿も心強かったです。中には、最近本を出版された方、メディアに掲載や出演される方、将来のピースボートクルーズに再び乗船することを希望される方もいらっしゃいました。
最後に、2024年おりづるプロジェクトを新しい形を模索しながら、船旅で再開させることを発表すると、温かいサポートのお声かけを頂きました。
核兵器禁止条約のもと核兵器をなくそうという世界的な機運は高まっています。一方で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻によって、核の脅威が世界的に高まっていることも事実です。
だからこそ今、ピースボートは、船旅による「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」を再開し、核兵器の非人道性を国内外に対面で直接広く伝え、核兵器廃絶を求める世論を高めていきたいと思います。
「おりづるプロジェクト~世代と国境を越えて~、2024年春 再スタート」のお知らせはこちら:https://peaceboat.org/46137.html
文:渡辺里香