6.その他

平和な世界をつくるために-人権・ジェンダー・教育

完全に私的なものですが、イベントに行ってきた感想を・・・

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今日は休日出勤。
学びと宣伝を兼ねてこんなイベントに行って来た。

平和な世界をつくるために-人権・ジェンダー・教育

清泉女子大学で二日間をかけて行われた講演会兼ワークショップに参加してきた。
リソースパーソン(こういう言う方をするみたい。要はゲスト)は、
コロンビア大学教育学大学院平和教育センター名誉所長であり教育学博士のベティ・リアドンさん。
結構なお歳のようだが、はっきりととても素敵な講演をしてくださった。

今回のこの講演では、平和教育というものを
ジェンダーの問題、人権の問題などと絡めながら考えていった。

大学や高校の先生方、
大学生や大学院生など結構専門的に平和教育や教育の分野に関わっている方が多く、
議論もとっても白熱したし、参考になった。

まだ、大学にもいっていないのに近頃研究会や学会のようなものに
顔を出すことが多い。
なんだか、新しい世界に踏み込んだみたいでわくわくする。
それにやはり知的好奇心の塊のような私にとっては刺激が多くて
ひとつひとつのこのようなイベントの度に
新たなひらめきを与えてもらったようで、なんだか目の前が開けたような気がしてしまう。

今回のイベントではたくさんのことを考えさせられたが、
一番印象に残っていることはといわれたらベティ先生の最後のほうのこの発言。

「地球だって生きている。地球にだって私たち人間と同じように生きる権利がある」

これだ!
と思った。
私たちが自分たちが住みやすい環境を作りたい、
自分たちの人権を守りたいと思ったとき、
まずやらなければならないのは地球の権利を守ることではないだろうか。

環境破壊。
地球の美しい外観が損なわれ、
他の多くの命とともにみすぼらしい姿へと変容しようとしている。

核問題。
スイッチを入れれば、数分で殺される。
自分に置き換えてほしい。
いつ起こるかわからない心臓発作を抱えているようなものだ。

ベティ先生はこうもおっしゃっていた。

「人間は地球システムの中の一部である。
決して宇宙船地球号の乗客なんていうのんきなことは言っていられない」

私はそれを、

「お客様ではなく、地球と一心同体のものとしての責任がある」

という風に受け止めた。

これはあくまでも私の解釈に過ぎないけれど、
そう考えたときに、私たちが本当に守らなければならないことが見えてくる気がする。

地球を大切にしようと考えたとき、
私たちは実はとても住みやすい環境に近づいていくし、
人権も守られるような世界に近づいていく。

地球を守りたいと思ったら・・・
森林伐採や海洋汚染を防ぎたいと思うだろう。
生態系を守りたいと思うだろう。
戦争や核実験で地球を汚したくないと思うだろう。

これからは地球を大切にするっていうのを
ひとつ自分の中のキーワードにしていきたいと思った。

***Today’s resource person***

Betty A. Reardon,
Consultant to the TCPEC and Founding Director Emeritus.

☆日本語に翻訳されている著作
「性差別主義と戦争システム」(勁草書房、1988)
「戦争をなくすための平和教育」(明石書店、2005)

(文責:畠山澄子 http://ameblo.jp/oyasumiko/entry-10262964186.html)

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