3.核廃絶へのいろいろな動き

おりづるデー

67回クルーズの一大プロジェクトでもあった「ヒバクシャ地球一周証言の航海」。
12月5日には、これまでに船内で行われた企画のまとめでもある「おりづるデー」が行われました。
写真はこの日のために作られた原爆ドームのオブジェ。

おりづるデーには平和の象徴である佐々木貞子さんも折っていた千羽鶴を、参加者の皆さんが協力して作りました。

被爆者の長曽我部久さんは、自身の体験を含め原爆投下から現在に至るまでの核兵器の状況を記した手記を書き、熊本文芸県民賞を受賞しました。船内では、「若者へ伝えたい一言」と題して企画を行いました。広島の原爆でお父さんを亡くした長曽我部さんは、太平洋の海に遺灰を沈め、お父さんの願いを叶えました。

81歳の相吉典子さんは、彼女の子供時代は戦争に壊されてしまったと言います。大人の男性が戦争に行くと、その分の仕事を子供たちが担うことになりました。そのため、相吉さんは小学校3年生までしか教育を受けることができませんでした。

小林光子さんも、戦時中は工場で働くために動員されました。小林さんは、自分の経験は被爆者の苦しみとは比べものにはならないけれど、若い子供にとって仕事という大きな責任を持つことは大きな負担だったと語ります。また、彼女は武力紛争が文化的、知的財産に与える影響についても話しました。第二次世界大戦後、勉強していた大学でなかなか資料が見つからず、戦争によって失われるものの大きさに気づかされたそうです。

おりづるパートナーの大岡翔さんは、学ぶだけでは十分ではないと言います。おりづるデーの夜の発表で、大岡さんは「被爆者の皆さんから学んだことを広げていきたい」、「67回クルーズの参加者一人ひとりが10人に伝えれば、何千人もの人々に被爆者のメッセージが広がる」と発言しました。

おりづるデーの前日、ピースボートスタッフのカレン・ハローズは、出身地であるイギリスの核問題に関する企画を行いました。カレンさんは、イギリスの最大の問題、関心事は気候変動、テロ、そして流行病だと言います。目の前にこれらの緊急な問題があるにも関わらず、なぜイギリスが核兵器に多額の資金を注ぎ込むのか理解に悩む、とカレンさんは語ります。

*写真は後日アップします!*

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