1.ヒバクシャ証言の航海

【本船より】9月9日、サントドミンゴにて証言会!

9月9日。サントドミンゴでは、弁護士や法律家などで成り立つNGO「Instituto Caribeno para el Estadp de Derecho」受け入れのもと、証言会が行われました。小型武器の規制キャンペーンに携わっている同NGO(ICED)は、ICANにも協力しています。今回の証言会では、核兵器が世界中に及ぼす影響を共有するとともに、福島の現状を伝え、核と私たちの暮らしのつながりについて考えることを目的としました。

証言会の会場は、カトリック教関連の施設であるボノ哲学研究所。参加者は、ボノ研究所の教授や哲学を学ぶ学生、ICED関連の法律家など約150名ほどが聞きに来てくれました。また、今回の証言会は、「おりづるツアー」としてピースボート船内でも一般参加者を募集し、おりづるパートナー含む20名ほどが参加しました。

    ピースボートのおりづるプロジェクト
学生ら150名が参加

今回の証言会では、17歳のときに広島で被爆した浅海頼子さんが証言しました。ベトナムに続き寄港地での証言が2度目となる浅海さん。落ち着いて丁寧に平和へのメッセージを言葉にされました。

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証言する広島被爆の浅海頼子さん。右隣が福島ユースの高野桜さん。

浅海さんの証言の後には、福島の小高地区で被災した高野桜さんより福島の現状についてお話いただきました。「皆さんは平和について考えたことがありますか?」と会場に問いかけた高野さん。家を失い、食べるものが無く、友だちもいないといった避難生活をする中で、「平和とは何か」自問自答した高野さんが行き着いた答えは、「平和とはただ戦争がない世界のことを言うのではなく、衣食住があり誰もが笑って暮らせる世界」だったそうです。平和のためには、核兵器や戦争がないことは絶対条件。そのうえで、原発事故により多くの人が苦しんでいる今の日本の現状や、課題が山積みの原発を国外に輸出しようとしている日本の体制自体を「平和」とは言えないのではないか、と問いかけた高野さんの言葉に、証言会に同席した日本人参加者も思わず考え込んでいました。

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額縁をプレゼントする高野桜さん

    ピースボートのおりづるプロジェクト
集合写真

証言会の後は、被爆アオギリ2世を見学に行きました。この木は、広島で被爆したアオギリの木の種から芽を出して大きくなった数少ない木の一つです。ドミニカと日本の友好と平和を願った記念樹として、ドミニカに移民した日高俊恵さんが植樹し、大切に育てているものです。

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被爆アオギリ2世

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アオギリの木を大切に育てている日高俊恵さん

日高さんから被爆アオギリの木を植樹するにいたった経緯やドミニカにいらっしゃる日系移民について話を伺ったところで、おりづる被爆者の岡本忠さんより広島の平和記念資料館内にある被爆アオギリについて紹介いただきました。被爆者から直接アオギリの木に関する話を聞けたことに、日高さんも感激。最後は記念撮影をしてお別れしました。

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被爆アオギリについて解説する、おりづる被爆者の岡本忠さん

ピースボート古賀早織

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