12月16日、長崎の長崎原爆死没者追悼平和記念館の研修室にて、
第5回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に参加する10名の被爆者のオリエンテーションを開催しました。
出航前オリエンテーションとしては今回が3回目、最後となります。
オリエンテーションは午前と午後に分かれ、午前は主に第5回参加被爆者への説明会、午後は過去参加の被爆者を招いてのプレ証言会を行いました。
午前中に行った説明会では,
13日に外務省からの委嘱が決定した「非核特使」の報告や説明を行い、地球一周の流れや船内での企画の説明などを行いました。
午後のプレ証言会には、過去乗船の被爆者の方々も参加し、長崎の5名の被爆者の方が被ばく証言を行いました。
海外での証言活動は、通訳を挟むため時間が限られたり、文化的な差異などから国内で行う証言活動と同じようにはいかないため、証言した方々は感覚がつかめない中にありながら、堂々とした証言をされていました。
証言する喜多村隆昭さん
証言する小川忠義さん
証言する増川雅一さん
証言する山田一美さん
証言する原口貞夫さん
それぞれの証言に対し、過去参加の方々からも活発にアドバイスがされ、短時間で簡潔に要点をまとめて話した方がいい、といった話し方のアドバイスから、日本の加害責任にもしっかり留意しながら話さないといけない、といったことまで具体的な意見のやりとりがされました。
アドバイスする過去参加者
一行はその後、原爆資料館と岡まさはる資料館を見学しました。
オリエンテーションの様子は、長崎新聞に取り上げられました。
▼「証言の航海」前に被爆者らが意見交換
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/peace/2011/12/17102451.shtml
(インターン 蓮沼佑助)
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