1.ヒバクシャ証言の航海

いざ、国連へ@ニューヨークPart.4

こんにちは。ピースボートスタッフの野口香澄です。

本投稿では4日目、ニューヨーク最終日の報告を致します。

(初日の報告はこちら:http://ameblo.jp/hibakushaglobal/entry-12288162405.html
2日目の報告:http://ameblo.jp/hibakushaglobal/entry-12288380541.html

3日目の報告:http://ameblo.jp/hibakushaglobal/entry-12289279926.html )
ニューヨーク4日目は再び国連へ。国連の中に入るのも皆さん慣れた様子です。

今日はまず、核兵器禁止条約の交渉会議の傍聴に行きました。各国が核兵器禁止条約の条文について話をしていきます。

交渉会議を傍聴

1時間ほど傍聴した後はそのまま、メインの会議室で行われたオーストリア政府代表団主催のサイドイベントに参加しました。

テーマは「核分裂の影響:家族、コミュニティ、環境、そしてジャスティスの視点から」というものでした。

このイベントでは、核の健康被害は女性のほうが顕著にみられる、などといった報告もありました。また、ピースボート主催のサイドイベントでご一緒した、オーストラリアの核実験被害者の2世のカリーナさんとタヒチの核実験被害者のローランドさんもスピーカーとして参加していました。

サイドイベントで発言していた際のカリーナさん

このイベントの質疑応答の中で三瀬さんが突然挙手!「同じ核の被害者として、一言いいたい!」と会場から発言しました。

「核の被害者は手を取り合わなければいけない」と力強く発言する様子は会議場の前方スクリーンにも大きく映されました。

中々できない行動に三瀬さん自身も大満足でした。

大画面で映し出された、発言する三瀬さん

サイドイベントが終了した後は、交渉会議が始まるまでの時間に日本の席を探してみました。参加はしていないので、もちろん空席。折り鶴が悲しく置いてありました。

日本の席

午後は近くのカフェに移動して、『週刊NY生活』というニューヨークに住んでいる日本語スピーカー向けのメディアから取材を受けました。ニューヨークにいる方々に被爆者の想いを伝えることができました。

取材の様子

最後に締めくくりとしてガイド付きの国連ツアーに参加し国連での活動を終えました。

夕方は、せっかくニューヨークに来ているということで、タイムズスクエアに立ち寄って記念撮影。

タイムズスクエアでの一枚

長かったようであっという間のニューヨークでの活動でした。

なかなかいけないところに行き、会えない人たちに会い、ハードなスケジュールの中で参加者の皆さんは元気に活動していました。

歴史的な決断のひとつに私たちの証言や一言が活かされ、議論が良い方向に向かうひとつのきっかけとなったらいいなと心から願います。

核兵器禁止条約の制定の期日は7月7日です。その日が歴史的な日になるように、私たちも船の上から結果に注目したいと思います。

(ピースボート 野口香澄)

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ピースボートの公式ホームページにも、核兵器禁止条約交渉会議へのピースボートの取り組みについてまとめた記事をアップしております。
宜しければ、あわせてご覧ください。
▼核兵器禁止条約の制定に向けて-交渉会議にピースボートが参加しています

http://peaceboat.org/19899.html

(ピースボート 佐久間)

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