10月22日(水)からニューヨーク入りした国連代表団4名は、さっそくその晩から日本の樽井澄夫軍縮大使主催による軍縮NGO向けの夕食会に参加した。核兵器や小型武器などに取り組む各国のNGO関係者約40名が招待され、意見交換をし親交を深めた。
日本政府による軍縮NGOとの夕食会。中央が樽井大使、その右が節子サーローさん
小型武器問題に取り組む世界のNGOメンバーと。中央が吉田勲さん。
翌23日(木)は現地ニューヨーク在住の広島県人会および長崎県人会(バッテン会)による歓迎会が行われ、地元の人々による温かい激励に一行は感激。さらに翌24日(金)には、樽井軍縮大使がヒバクシャ代表団と夕食をともに過ごしてくださり、日本料理屋のゆっくりとした時間のなかでさまざまな意見交換を行うことができた。こうしたなかで、日本政府(国際連合日本政府代表部および軍縮会議日本政府代表部)が27日の代表団のイベント「ヒバクシャは核のない世界を求める」を後援していただけることとなった。
在ニューヨークの広島県人会、長崎県人会の皆さんから激励をいただいた
日々の活動内容については追って詳報するが、24日に国連本部ほかで終日行われた東西研究所(East West Institute)による大量破壊兵器問題のシンポジウム に一行は参加し、パン・キムン国連事務総長やヘンリー・キッシンジャー元米国務長官らの講演を聴き、その分科会では全員が発言をした。 (ニューヨーク=川崎哲)
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