東京女子学の竹内久顕先生を中心にした平和教育学研究会というものがあります。
この研究会は月に一度くらいの例会を行っているのですが、
毎回大学で「平和学」や「平和教育学」などに携わる方々、
高校で実践的に平和教育を行っている先生方、
平和教育学に関心のある学生さんや一般の方など様々なかたが集まります。
大体10名前後の和やかな雰囲気で行われるこの研究会では、
毎回平和教育に関する様々な報告が行われます。
私は前回千里国際高校で教鞭を先生がご自身の修士課程の研究の報告をなさったときに
参加者としてお邪魔したのですが、
その後竹内先生に声をかけていただき、
今回は報告者として参加させていただきました。
5月30日(土)、第33回の例会ということで
「戦争を知らない若者と平和の架け橋-UWCAd、ピースボートでの経験から」
というテーマで、私の今までの経験の中で感じたこと、学んだことを報告してきました。
特にピースボートのヒバクシャ地球一周プロジェクトに関しては、
それが平和教育という視点で見てみたときにどのような意義があるのかということを
若者として参加したものとして体験を語ってきました。
専門家ではないために本格的に学問的な話をするというわけにはいきませんでしたが、
逆に平和教育を受ける側だったからこそ見えたことがあったのではないかと思い、
素直に自分の感じたまま、学んだままを伝えてきました。
4ヶ月で地球一周をした「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」。
普段の学校ではなかなか難しい平和教育をかなり効果的に、
またピースボートの良いところを生かしながら行うことができたのではないかと思います。
次回8月8日から始まる第2回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」は
被爆者の方々と高校生を同時に招待ということで
まさに平和教育の実践の場ともなるでしょう。
期待と不安で胸を膨らませながら準備に勤しむ毎日です。
(文責:畠山澄子)
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