1.ヒバクシャ証言の航海

ベネズエラ:伝え共に考えよう

ダブリン(アイルランド)から10日間、「エル・システマ」として知られるベネズエラ・オーケストラの若者4名がパワフルなコーディネイターのダナ先生と乗船しました。彼らは、日本ではあまり知られることの少ない国ベネズエラについて、たくさんの音楽と笑顔を通じて教えてくれていました。

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ヒバクシャとランチをいっしょに

6月25日(金)、ピースボートはベネズエラ・ラグアイラ港に寄港しました。2日にわたり、ベネズエラで交流です。さて現状は、人々の生活はどのようなものなのでしょう?着岸の瞬間から歓迎の声や音楽が響き渡り、ふつふつと気持ちが湧き立ちます。

ピースボート ヒバクシャ地球一周 証言の航海-ven6
斜面を占領するバラックはほとんどがスラム

まず25日(金)、ヒバクシャ一行は他の交流グループと一緒に、3月10日小学校を訪れました。着いたとたんに学校玄関口で私達を迎えてくれたのは、ここでもたくさんの音楽でした。女子バトン隊の演奏は終わることなく、中庭にしつらえられたステージでの合唱や演奏がそれに続き、ほら貝が鳴り響く中、すぐに踊りの輪ができました。短い交流時間でしたが、小さいながらも立派に踊る子ども達や、陽気な先生方と手を取り合って踊ったのはいい思い出になり、続いて出された愛情たっぷりのベネズエラ給食もおいしく頂きました。

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ベネズエラの歌とコーヒールンバをうたってくれました。

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記念に一枚:どうかメッセージをうけとって

ベネズエラ・ラグアイラでの証言活動は、カリブ海洋大学で行いました。ホールでは、BBC製作のドキュメンタリー”ヒロシマ”を観た後、大学生や一般市民を対象に兒玉淑子さんが被爆当時の様子と体験を語りました。その後、水先案内人であるマーティンブラザーズが、原爆の父とも言われるオッペンハイマー博士に扮し、原爆投下とそれによる人々の苦しみを表現したパフォーマンスを行いました。ピースボートからは吉岡代表が挨拶をしたところ、カリブ海洋大学の学長さんは一行を歓迎して、「いまこそ歴史の証人の声に耳を傾け、未来を共に考えよう」とちからづよい言葉をくださいました。

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マーティン・ブラザーズによるパフォーマンス

ベネズエラにおいて、この原爆投下やヒバクシャへの関心はとても高いもので、おりづるプロジェクトはどこでも大歓迎を受けました。このラグアイラの港があるバルガス市、25日の夜にピースボートを歓迎してお祭りを開いてくださったのですが、そこでもヒバクシャ一行はステージ上で記念品の贈呈をうけるなどしました。現地の方々が、郷土食の試食テーブルを準備してくださったので、ピースボートとしても浴衣の着付けや書道、折り紙に綿菓子などのブースを用意したのですが、バルガス市民との交流ができる平和な夜がとても貴重に感じられました。

翌26日(土)には、バルガス市の歴史の小道や地域医療センターを見学し、ここで現地の高齢者クラブの皆さんと交流しました。この交流には一般参加者役40人も参加し、各テーブルに分かれて交流を図りました。言葉の壁は厚く、会話には四苦八苦しましたが、一度音楽が始まると手に手を取り合ってステップを共に踏みました。この開場には平和市長会議に加盟しているバルガス市長も訪れ、「みなさん高齢者は地域の宝です。その智恵と経験を後世に伝えてゆくために今日はとてもいい会だった」とまとめました。

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高齢者クラブのみなさんの踊りは素晴らしかったです

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こんなケーキを作って用意してくださいました

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羽ばたけおりづるコミュニケーション

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バルガス市長ご夫妻からの歓迎

(小松真理子)

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