こんにちは。みなさまお久しぶりです。
前回(第7回証言の航海)で、おりづるユース特使を務めました、
福岡奈織(ふくおか なお)です。
みなさんに、ご報告があって、今回投稿させて頂いております!
先日、『No Nukesヒロシマナガサキフクシマ』という本が出版されました。広島大学・長崎大学・福島大学の学生と、著名人からのフォト・メッセージブックです。
(本の詳細はコチラ → http://book-sp.kodansha.co.jp/topics/nonukes/)
私も、「土は覚えている」というタイトルで、この本の一部に書かせて頂きました。
そして、この本の中には、第7回おりづるプロジェクトで一緒に旅をした、被爆者のみなさんの言葉も一部載っています。
そしてそして、船内企画「被爆者の孫になろうプロジェクト」(※)にて、被爆者のお話をファッションショーにしてくれたグループの写真も載っています。
(※)「被爆者の孫になろうプロジェクト」とは、83回クルーズ内でおりづるプロジェクトが実施した試みです。被爆者ひとりひとりに、数名の若者が「孫」として付き、お茶をしたりお部屋訪問をしたりしながら聴いた話を、何らかの形で表現するというプロジェクトでした。被爆者の言葉と心は、若い感性によって新しい形に生まれ変わり、多くの人の心へと届きました。
とても読みやすい一冊で、おススメです。
いろんな人の、いろんな思いがぎゅっと詰まっています。
この本の出版に関わって、感じたことを少しだけ。
わたしは、おりづるプロジェクトに参加してからも、広島でずっと被爆者の言葉・被爆者の心を伝えてゆくことについて考えていました。
(そして、少しですが活動してきました。)
過去を振り返る必要ってあるんだろうか?と考えたり、どうして広島の歴史や被爆者の言葉って大事なのかな~ということを考えたり、いやいや、でも大事だよなと考え直したり、いやいや、いやいや、と、問答を繰り返す毎日なのですが、ひとつだけ、いつもひっくり返らない確かなことは、「原爆の体験は、あっちゃいけないものだよな。」ということです。
戦争も、爆弾も。
人があれだけ苦しめられるものは、あっちゃいけないと思うのです。
放射能汚染も。
人だけでなく、生き物も、海も空も、滅んでしまうものは、あっちゃいけないと思うのです。
私は絶対経験したくないし、私の周りの人達にも絶対経験させたくない。
難しいことは只今勉強中で、よくわからないから偉そうなことは言えないけれど、被爆者のみなさんと話をしていて、そして、広島の街を歩いていて、確かに言えること。
それが
「No Nukes」
ということです。
「きっと、ないほうがいいよね」
至ってシンプルなその言葉が、いろんな人に届いて欲しいと思っています。
この本は、書店でも購入できますし、amazonなどインターネットからも購入頂けます。
写真と言葉とが入れかわり立ちかわり、さまざまなメッセージを伝えています。きっと、あなたの心に残る1ページが見つかると思います。
ぜひ、ご一読ください♪
(第7回証言の航海おりづるユース特使・福岡奈織)
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