3.核廃絶へのいろいろな動き

広島で平和賞サミットが開幕 「核兵器のない世界」議論

11月12日から14日、3日間に渡って、広島でノーベル平和賞受賞者世界サミットが開かれています。
    ピースボートのおりづるプロジェクト
ノーベル平和賞191件受賞者世界サミットが開幕し、子どもたちに出迎えられるダライ・ラマ14世(手前)ら=12日午前、広島市のホテル(共同通信)

過去のノーベル平和賞受賞者や平和・人権擁護の活動をしてきた個人や団体が招待されています。そこに、おりづるプロジェクトで世界に「核なき世界」を訴えているピースボートも参加しています!
被爆国日本で開かれるこのサミットの様子、成果などをお伝えしていきたいと思いますので、お楽しみに。

まずは、初日ということもあってこの「ノーベル平和賞受賞者世界サミット」についてまとめてみました。

■いつから始まったの?どんなことを話すの?
今回11回目を迎える同サミットは、1999年にゴルバチョフ財団の提案により始まったもので、欧州以外での開催は初めて。
過去10回のサミットでは、世界平和構築の重点課題、経済危機による貧困の緊急課題、水源管理の問題、政治経済的倫理のありかた、異なる文化、宗教、慣習の共存、アフリカ大陸の現 状、核兵器の危険性の再浮上、人権や民主主義の価値を守るための次世代の中心的な役割などについての話し合いが行われてきました。
会議の最後には、記者会見と最終宣言が承認されます。3年間の作業を経て2007年のサミットでまとめられた「暴力のない 世界に対する憲章」は、2007年7月の国連経済社会理事会(ECOSOC)総会で潘基文国連事務総長により発表されました。

■今回のテーマと特徴
「ヒロシマの遺産 —核兵器のない世界」(12ー13日)
核廃絶を訴える最終宣言(14日)

今回、欧州以外での初めての開催ということだけでなく、被爆地ヒロシマでの開催ということもあり、ノーベル平和賞受賞者世界サミット事務局は「例年、世界的に人権擁護への際立った活動をしている個人に平和サミット賞を授与しているが、今年は広島・長崎の被爆者に特別な敬意を表したい。彼らの精神的・肉体的な苦しみと二度と核兵器が使われないようにと献身してきた彼らの軌跡は世界に広く知られるべきことである。」と表明しています。
これまでの平和サミット賞は、ボノ、ジョージ・クルーニー、「ホテル・ルワンダ」で迫真の演技が絶賛された俳優ドン・チードル、社会派シンガーボブ・ゲルドフなどが受賞しており、今年の受賞者は来週発表されます。

■今回の出席者
ダライ・ラマ14世、
デクラーク元南アフリカ大統領、
国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ前事務局長、
ワレサ元ポーランド大統領、
北アイルランドの平和活動家 マイレッド・マグワイア、
イランの人権活動家 シリン・エバディ、
対人地雷禁止活動家 ジョディ・ウィリアムズ

などのノーベル平和賞受賞者に加えて、
国連、アムネスティーインターナショナル、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)、ユニセフ、赤十字などの個人や団体が招待されています。

最初の提言者であるゴルバチョフ元ソ連大統領は体調不良のため、参加をとりやめ。
オバマ米国大統領の出席を要請したが、今回は叶いませんでした。

今年度のノーベル平和賞受賞者である、中国の作家劉暁波氏と、ビルマの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏が自宅軟禁されていることにも遺憾の意と各政府に両者の開放を要請しています。今年の受賞者に決まった中国の民主活動家劉暁波氏の代理として、1989年の天安門事件の元学生運動指導者ウアルカイシ氏がメッセージを伝える予定です。

■関連ニュース
広島で平和賞サミットが開幕 「核兵器のない世界」議論
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111201000148.html

参加者ら広島の原爆資料館訪問 平和賞サミット12日開幕で
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111101000815.html

劉氏への中国の対応、懸念表明へ 平和賞サミット議長
http://www.47news.jp/news/2010/11/post_20101110184002.html

■公式ホームページ(英語)
http://www.nobelforpeace-summits.org/

(渡辺里香)

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