9月26日、ニューヨーク国連本部では、「核軍縮ハイレベル会合」が行われ、国連総会のために集まった各国の首脳や外相が次々と核軍縮に関するコミットメントを語りました。日本からは、安倍首相と岸田外相がそれぞれ演説しました。
この日、ハイレベル会合の昼食時間に合わせて、ピースボートはエルサルバドル政府と共催でサイドイベント「ヒロシマ・ナガサキからの教訓 核兵器のない世界に向けて」を開催しました。エルサルバドルやエジプトの外交官、平和市長会議関係者など、約20名が参加しました。
おりしも第6回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」は、約1週間前にエルサルバドルを寄港して、アカフトラとサンサルバドルで証言会をしたところです。ピースボートにおりづるプロジェクトの水先案内人としてエルサルバドルまで乗船していた軍縮教育家のキャスリン・サリバンさんもイベントの発言者となりました。
イベントでは、同国のガルシア・ゴンザレス国連大使のご挨拶のあと、ピースボートの川崎哲とキャスリン・サリバンさんがそれぞれ、ピースボートのおりづるプロジェクトの紹介とヒバクシャ・ストーリーズ・プロジェクトの紹介をしました。そして、核兵器の非人道性に関心が高まる中、被爆者の声を広める取り組みが重要であるということを議論しました。
キャスリン・サリバンさんは紙芝居や被爆遺物を参加者に見せながら話を進めました
会場からは、2015年に平和市長会議とピースボートが協力して行うプロジェクトや、中東非核地帯に関するコメントも出て、意義深い会合となりました。
(ピースボート 川崎哲)
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