3.核廃絶へのいろいろな動き

「中東非核地帯」プロジェクトを発表

現在、広島で開かれている「ノーベル平和賞サミット」で、11月12日ピースボートは
「中東非核地帯」プロジェクトを以下のように発表しました。
(渡辺里香)
    ピースボートのおりづるプロジェクト-yoshioka_noblesummit
サミットで「中東非核地帯」プロジェクトを発表する吉岡達也代表
    ピースボートのおりづるプロジェクト
ノーベル平和賞受賞者たち

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記者発表
2010年11月12日(広島)

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ピースボート、ノーベル平和賞サミットにて「中東非核地帯」プロジェクトを発表

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国際交流NGOピースボートの吉岡達也共同代表は12日、広島市内にて同日
開幕した第11回ノーベル平和賞受賞者サミット「ヒロシマの遺産:核兵器のない世界」
の午後のセッションにて発言し、被爆者の航海を「中東非核地帯」化につなげて
いくプロジェクトを2011年から12年にかけて実施していくという構想を発
表しました。

「ホライズン(水平線)2012」と名付けられたこのプロジェクトは、今年
5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議が「中東非核地帯のための国際会議を
2012年に開催する」ことを決定したことを受け、その実現に向けた市民社会
の機運喚起を目的にしたものです。

1983年に設立されたピースボートは、「地球一周の船旅」を通じてこれま
で数十回の中東訪問の経験をもち、船上でのイスラエル・パレスチナの学生対話
や、パレスチナ難民キャンプ、ガザ地区さらにはイラクへの人道支援の実績があ
ります。

さらには、2008年から開始した「おりづるプロジェクト」(ヒバクシャ地
球一周 証言の航海)において、世界各地に核の被害の実相とその現代的意味を
発信してきました。そして、平和市長会議、核兵器廃絶国際キャンペーン(IC
AN)、アボリション2000、核不拡散・核軍縮議員連盟(PNND)などと
協力して核廃絶の緊急性を訴えてきました。

「ホライズン2012」は、これらの経験に基づき、2011年から12年に
かけて、船が中東地域への寄港をくり返すなかで、被爆者が原爆被害の実相を語
り、地元市民社会の核の脅威に対する関心を高めると同時に、その非人道性への
理解を深めることによって、「中東非核地帯」のための機運を高めようとするも
のです。同時にその取り組みは、暴力の連鎖が続く中東地域において、信頼醸成
と和平促進の効果をもたらします。

本日のサミットの壇上で吉岡共同代表は、「被爆者が直接語れる時間はきわめ
て限られている。今が行動のときだ。中東非核地帯化に貢献することで、東北ア
ジアの非核地帯化への気運も高めたい」と語りました。吉岡共同代表は、紛争予
防を進める国際NGOネットワーク「GPPAC(武力紛争予防のためのグロー
バル・パートナーシップ)の東北アジア地域イニシエーターでもあります。

ピースボートは、2011年に3月、5月、8月の3回にわたりピースボート
がエジプト、トルコ、リビア、ヨルダン等の国々に寄港します。2008年以来
被爆者の「証言の航海」を運営してきた川崎哲共同代表は、来年1月に被爆者約
10名を乗せて横浜を出航する船において「中東問題や核問題に関心をもつ世界
の多くのNGOと共同して、プロジェクトを発足させたい」と語っています。川
崎共同代表はまた、同プロジェクトの意義について「被爆国の市民社会が行うこ
とのできるきわめて具体的な国際平和貢献だ」と述べています。

■詳細・問い合わせ
090-8310-5370 (川崎哲 @広島 ~15日朝)
03-3363-7561 (ピースボート)
kawasaki[a]peaceboat.gr.jp
www.peaceboat.org

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