1.ヒバクシャ証言の航海

ペルー・カヤオでの証言活動報告

以前、ペルー・カヤオ(2月18日)での活動が現地メディアに取り上げられたことをお知らせいたしましたが、今日は被爆者の方からの報告をお送りします。

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2月18日、おりづるプロジェクトは日系人協会とビジャ・エルサルバドルを訪問した。
日系新聞の「ペルー新報」を見学の後、日系人協会を訪問、農園での厳しい労働や戦時中の排日運動などの困難を乗り越え、勤勉さと信用で今日の地位を築いた日系人移住112年の歴史に触れた。また90歳以上の一世の方や二世、三世の日系人の皆さんと親しく話し合うことが出来た。長年の苦労を感じさせない明るさが印象的。「平和の大切さを世界に伝える使命を果たすため、頑張って下さい」と励ましを受けた。

    ピースボートのおりづるプロジェクト-日系協会
少ない時間だったが、被爆者と日系の人々は楽しい時間を過ごした
写真右は広島被爆者の山中恵美子さん

午後、砂漠に出来た住民自治の街「エル・サルバドル」に向かう。1970年代のはじめ、山岳地域から下りてきた80人が砂漠に住み着き、その後チリ地震の被害者やテロから逃れた人たちも居住、今では50万人の街となった。1982年2月15日テロで殺されたマリア・エレナ・モヤノさんの追悼をかねた平和集会が3日間行われ、最終日に参加した。市場内に設けられた集会所と思われる場所には既にたくさんの人が集まっている。治安が良くないと聞いていたが、子どもたちの笑顔と、人なつこい目に緊張感がほぐれる。50人ほどが椅子に座り外には立っている人も。

    ピースボートのおりづるプロジェクト-ビジャ証言会
多くの市民が被爆者の声を聞こうと会場に集まった

    ピースボートのおりづるプロジェクト-ビジャ聴衆
被爆者・平井昭三さんの話に真剣に耳を傾ける女性

おりづるプロジェクトの記録映画「フラッシュ・オブ・ホープ」上映の後、被爆者の平井さんが被爆体験の証言をした。最初に平井さんの提案でテロで犠牲となった方々のために黙祷を捧げた。お父さんとお兄さんを原爆でなくした体験と合わせて、真珠湾攻撃から戦争が始まった経過や、核兵器廃絶の必要性を説明した。ペルー側からも被害者の証言が続く。1980年代から2000年にかけてのテロの犠牲者は69,280人にもなった。原爆や暴力などの悲劇が繰り返されないことを誓い合い集会は終わった。船内で作ってもらったおりづるを参加者に配った。

    ピースボートのおりづるプロジェクト-ビジャ高橋さん
証言会後、抱きしめ合う被爆者・高橋節子さんとビジャエルサルバドルの女性

貧困、犯罪、教育等多くの問題を抱えながら懸命に生きる街の人たちの笑顔に送られ、私たちが出来ることは何か、考えながら帰路についた。
(長崎被爆者・田崎昇)

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