73回ピースボート「地球一周の船旅」では、5月22日のピレウス(ギリシャ)~27日のチュニス(チュニジア)間に、長野県原爆被害者の会・会長の藤森俊希さんと愛媛県原爆被害者の会・事務局長の松浦秀人さんのお二人の広島被爆者と、元国連事務次長で現パグウォッシュ会議会長のジャヤンタ・ダナパラさんが水先案内人として乗船しました。短い洋上区間ではありましたが、多くの船内企画を行いました。その一端を写真として以下紹介します。(川崎哲)
「軍縮と開発の関係」を語るダナパラさん。膨れあがる世界の軍事費に警鐘を鳴らした
核不拡散条約(NPT)そして中東非核地帯について講演するダナパラさん。多くの質問も出た
船内には同時期、「対立の壁を越えて」と題するイスラエル・パレスチナの学生プロジェクトが行われた。藤森さんと松浦さんはこれらの学生に原爆被害を語り意見交換をした
イスラエル・パレスチナの学生との意見交換では、「報復の連鎖を止める」「原爆投下と日本のアジア侵略の関係」「対立し合う国の人々が互いにどう向き合うか」といった問いが多数出た
「原爆被害者は放射線の晩発性障害に苦しんだ。今後福島の人々が同じような苦しみを味わうであろうことに心を痛めている」と語る松浦さん
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