3.核廃絶へのいろいろな動き

6.25「AbolitionNow!核なき世界の作り方」の報告(1)

6月25日(土)は国際核廃絶デー(http://www.nuclearabolition.org/)でした。世界各地で様々なイベントが企画されているなか、ピースボートは東京でも「Abolition Now!核なき世界の作り方」を開催し、80人ほどの方々に参加いただきました。

プログラムは2部からなり、前半は第4回「ヒバクシャ地球一周証言の航海」の参加者で被爆二世の阪口博子さんから報告していただきました。

$    ピースボートのおりづるプロジェクト-6.25会場

後半は、外務省の吉田軍縮課長、広島の被爆者・平井昭三さん、元高校生平和大使の大神櫻子さん、ノンフィクション作家の高瀬毅さんでパネルディスカッションを行いました。

外務省で軍縮・不拡散教育に取り組んでいる吉田課長は、
・市民社会の関心、協力が不可欠
・国際社会に語り継ぐ責任がある、というお話をされていました。

16歳の時に広島で被爆された平井昭三さんは、原子力と核兵器は1枚のコインのようであり、
なくさなければいけない、と語っておられました。また寄港地のドイツでプレゼントされたメッセージを披露されました。

$    ピースボートのおりづるプロジェクト-6.25

元高校生平和大使の大神櫻子さんはエネルギーシフトの必要性を感じ、私たちに今何ができるかを考え「微力でも無力ではない」と署名活動など、核兵器廃絶のための活動をされてきました。

$    ピースボートのおりづるプロジェクト-6.25大神

ノンフィクション作家で「ナガサキ 消えたもう一つの『原爆ドーム』」を出版された高瀬毅さんは原発と原爆は別の問題ではなく、結び付けて考えなくしていかなくてはならないし、今もなおヒバクシャは増え続けているとお話されました。

$    ピースボートのおりづるプロジェクト-6.25高瀬さん

第4回「ヒバクシャ地球一周証言の航海」の参加者である末永浩さんは、証言活動の際に
・核は廃絶しなければいけない
・世界に伝えていく必要性がある
・ヒバクシャは今なお苦しんでいる
ということを常に話しておられ、3.11後は「原発なくして原爆は語れない」と福島の原発のこと、唯一の被爆国でありながら54機の原発を持つことの矛盾や、世界から受けた厳しい指摘について話しておられるようです。

今回のように様々な立場から「原発」と「原爆」について議論し、参加者からも意見が飛び交うとても有意義な会でした。また実際に被爆された方々から10代で核廃絶運動をしている学生までが共に活動することにも大きな意義を感じました。この場をきっかけに1人でも多くの人々が感心を持ち、核廃絶への1歩に繋がれば嬉しく思います。

(水口)

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