73回クルーズに乗船され、ギリシャ~チュニジアで証言活動をされた「愛媛県原爆被害者の会」事務局長の松浦秀人さんが、「県原爆被害者の会」の被爆者たちと6月20日、愛媛で四国電力に申し入れをしました。
「愛媛県原爆被害者の会」は、被爆者団体の中でも早期に結成し(1956年1月11日結成)、半世紀を越える活動歴のある団体です。
戦後放射線による健康被害で苦しんだ原爆被爆者は、政府・東京電力の事故発生当初からの「直ちに健康に影響するものではない」という言明や対応と、今回の原発事故によって放射能被害を受けた住民の不安に心を痛めており、福島原発の作業員や被災住民を襲うかもしれない白血病やさまざまなガンの発症、原因不明の強度の倦怠感(いわゆる原爆ブラブラ病)の不安を伝えました。
伊方町の伊方原発の安全対策なとを求めるため、四国電力株式会社に「伊方原子力発電所の安全対策の強化等を求める要請書」を提出しました。要請書の内容を簡潔に下記にまとめました。
(1)安全総点検を実施、最悪の事態を想定した安全・防災対策を策定、その上対策の内容を広く公開して頂きたい。
(2)30年ほどの老朽化した設備である伊方原発1号機と2号機は、直ちに休止して安全点検を。老朽設備については近い将来の廃炉をご検討頂きたい。
(3)原子力に依存する発電からの脱却をめざし、自然エネルギーへの転換をはかりつつ、段階的に原発からの撤退を推し進めて頂きたい。
(6月20日「伊方原子力発電所の安全対策の強化等を求める要請書」を要約)
申し入れの様子は毎日新聞(下記に添付)やNHK(松山放送局)、NHKラジオでも報道されたそうです。
(インターン ハル)
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