海外に在住の被爆者の証言を、11ヶ国語で発信するウェブサイトが立ち上がりました。
これは、国連軍縮部とキシコ在住の映画監督・竹田信平さんが共同で行っているものです。
竹田さんは映画『ヒロシマ・ナガサキ ダウンロード』の監督で、おりづるプロジェクトを実施する上でも相互に協力してきた方です。
今回公開されるのは、カナダ、米国、メキシコ、ブラジル、ペルー、ボリビア、アルゼンチンの計7カ国で暮らす被爆者12人が被爆体験とその後の人生を振り返るインタビューです。
証言は京都外国語大学の学生や教員により7ヶ国語の字幕が作成され、計11ヶ国語で聞くことができます。
このプロジェクトは国連の潘基文事務総長が2010年8月の広島平和記念式典で提唱しました。
また、第3回おりづるプロジェクトで国連軍縮部のランディ・ライデル上級政務官が核兵器禁止条約洋上会議の為乗船され船上で被爆者と交流を行った際にライデルさんを通じて「被爆者の声を世界に伝えてほしい」と潘基文事務総長に要請しました。その2ヵ月後に潘基文事務総長は「被爆証言を各国語に訳し、軍縮教育を進める」という構想を語っています。
▼在外被爆者の証言、国連が発信 11ヶ国語サイト
http://www.asahi.com/international/update/0801/TKY201208010334.html
▼被爆証言を7ヶ国語翻訳、ネットに 京都外大が国連と協力
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20120801000046
▼被爆証言を11ヶ国語で発信するサイトはこちら
http://www.hiroshima-nagasaki.com/
(蓮沼佑助)
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