3.核廃絶へのいろいろな動き

被爆者4名をイスラエルへ派遣

このたびピースボートでは、イスラエルの平和団体と協力し、広島の被爆者4名をイスラエルに派遣する事業に取り組みます。
9月9日出発で、詳細は以下の記者リリースの通りです。

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2012年9月5日発出 記者リリース

広島の被爆者4名、非核特使としてイスラエルへ

ピースボートと現地平和団体が協力して実施

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来る9月9日(日)より、広島の被爆者4名がイスラエルを訪問し、約1週間かけて、現地市民らに対して被爆証言活動を行います。これは、日本のNGO「ピースボート」とイスラエルの平和団体「イスラエル軍縮運動」の協力により実施されるものです。4名は既に、日本政府から「非核特使」に委嘱されています。

ピースボートは2008年以来、広島・長崎の被爆証言を世界に伝えることを通じて核兵器廃絶の国際世論を高める活動を「おりづるプロジェクト」として行ってきました。今回の取り組みは同プロジェクトの一環です。

イスラエルで被爆者代表団を受け入れる「イスラエル軍縮運動」は、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)に参加している現地平和団体です。現在、中東の非核地帯を創設するための国際的議論が進んでおり、本年12月にはフィンランドでそのための国際会議が開催されます。ピースボートとイスラエル軍縮運動は、市民の立場で中東非核地帯を推進するための「ホライズン2012」プロジェクトを進めてきました。被爆者をイスラエルに派遣する構想はこの中から生まれ、1年半の準備を経て実現に至ったものです。

中東では今日、核問題をめぐる国家間対立や、民主化の機運の中での暴力的展開など、憂慮すべき事態が進行しています。ピースボートは、中東における核のない平和の実現を希求しており、本プロジェクトがそれに貢献することを望んでいます。

被爆者らは空路でイスラエルを訪問し、約1週間の同国滞在の後、エジプトにてピースボートに乗船。エジプト、トルコ、ギリシャの寄港地で証言活動を行い、空路帰国する予定です。

概要は以下の通りです。

参加被爆者:
1. 三宅信雄(みやけ・のぶお)広島被爆、埼玉県在住 被爆当時16歳
2. 土田和美(つちだ・かずみ)広島被爆、埼玉県在住 同4歳
3. 永山巌 (ながやま・いわお)広島被爆、千葉県在住 同2歳
4. 杉野信子(すぎの・のぶこ)広島被爆、東京都在住 同1歳

行程:
※予定であり、変更がありえます。
9月9日(日) 成田発(12:30集合)
9月10日(月) エルサレム見学、嘆きの壁など
9月11日(火) ヤドバシェム(ユダヤ人虐殺追悼霊廟)で生存者と面会
エルサレムでの証言集会
9月12日(水) テルアビブでの証言集会
9月13日(木) 市長や国会議員らとの面会
ハイファでの証言集会
9月15日(土) イスラエル発→エジプトへ
9月18日(火) サファガ(エジプト)にてピースボートに乗船
9月21日(金) カイロ市内で平和イベント(受け入れ:マスターピース)
※国連「国際平和の日」(9月21日)記念
9月23日(日) クシャダス(トルコ)寄港、イズミルで証言活動(予定)
9月24日(月) ピレウス(ギリシャ)で下船、アテネで証言活動(予定)
9月26日(水) 夕刻 成田帰着

寄付金の呼びかけ:
本プロジェクトを成功させるための寄付金を広く募っています。
寄付金は、訪問地での活動経費に使われます。
郵便振替口座 00180-3-177458/ゆうちょ銀行 019店 当座0177458
加入者名:ピースボート
※郵便振替の方は通信欄に「イスラエル」と明記して下さい
※ゆうちょ銀行をご利用の方は振込依頼人名の前に「イスラエル」とご入力下
さい

問い合わせ:
ピースボート事務局
東京都高田馬場3-13-1-B1
03-3363-7561 担当・東(あずま)
090-8310-5370 川崎哲ピースボート共同代表
(9月9~18日同行)
www.peaceboat.org

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