10月28日(月)に、長崎にて第6回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」の報告のため、市長表敬訪問、記者会見、報告会を行ってきました。10月10日に帰航した今回の旅には、9名の被爆者が参加していましたが、この日は長崎で被爆した2名が参加。共に旅の成果を報告してきました。
(※第6回「証言の航海」の報告書はこちらからダウンロードできます)
午前中は、長崎市・田上富久市長と面会。旅の成果、最も印象に残ったこと等をそれぞれ報告しました。
大村和子さんからは「アウシュビッツに行ったことが大きかった。同じ人間なのに、どうしてこんなことができるのかしらと不思議でしょうがなかった。争いごとは二度と起こしては行けないと強く思いました。」
宮田隆さんからは「旅をする中で、長崎・広島の声がしっかりと世界に届くのだということを実感した。これからも積極的に世界へ発信していくべき。そのためにも、若者と連帯していく必要がある」と報告しました。
それぞれの報告に熱心に耳を傾けてくださった田上市長。被爆者の皆さんの熱意や活動に対して労いの言葉をかけるとともに、ユースの活躍に注目し「この活動に参加することが大学の単位になれば良いですね」とプロジェクトにユースが参加する意義を実感してくれました。
市長面会後は、そのまま記者会見。多くのメディアが取材に駆けつけてくれました。記者会見では、帰国報告とあわせて、2014年春に第7回「証言の航海」を実施することを発表しました。
そして、一休みして夜は帰国報告会。過去に証言の航海に参加してくださった方を中心に20名弱が参加し熱心に報告をきいてくださいました。
会の後半に設けた質疑応答の時間には活発な意見が飛び交いました。中には、10月11日に日本が核兵器の非人道性を認める書名にサインしたことに関して、どう思うか?などの質問も。
報告会の様子を詳しく知りたい!という方は下記USTREAMでご覧頂けます!
http://www.ustream.tv/recorded/40265769
また、市長表敬訪問について新聞記事に掲載されました。
▼「若者と核廃絶目指す」(長崎新聞、2013年10月29日)
(ピースボート 古賀早織)
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