1.ヒバクシャ証言の航海

4月24日、モトリル市役所を訪問、平和首長会議に加盟していただきました!

本日(24日)は、モトリル市役所を訪れ女性市長、ルイサ・ガルシア(Luisa Garcia Chamorro)さんと面会してきました。

ピースボートでは、これまでスペインを訪れる際には、平和首長会議の役員都市でもあるカタルーニャ州グラノラーズ市への訪問を重ねてきました。今回は、このグラノラーズ市役所からの紹介で、モトリル市役所につないでいただき市長との面会が実現することになりました。

スペインは303もの自治体が平和首長会議に加盟しています(2014年4月1日現在)。モトリルはまだ加盟自治体となっていなかったため、今回の訪問は、加盟してもらえるように呼びかけることが大きな目的の一つです。


市役所の入り口には4つの旗が風になびいていました
(右からEU、アンダルシア州、スペイン、モトリル市の旗)

今回のプログラムには、少数精鋭で、広島で16歳のときに被爆した李鐘根(イ・ジョングン)さんと、担当スタッフの古賀、通訳ボランティアの江名ロサさん、今回のプログラムを手がけてくれたジャパングレイスの常盤未央子さんの4名が参加しました。


日頃、モトリル市で議会が行われる会場


市長ほか、市の職員、アンダルシアユネスコ協会、メディア各社など
総勢約15名ほどが参加しました

冒頭にルイサ・ガルシア市長よりご挨拶を頂いた後に、ピースボートの取り組みや、おりづるプロジェクトの活動を簡単にご紹介。続いて、本日メインテーマである平和首長会議について説明するため、資料を取り出そうとしたところで、なんとガルシア市長の方から「とても意義深いプロジェクトですね。分かりました。では、さっそく平和首長会議の加盟書にサインしましょう!」と!そして秘書の方が、事前に用意してあった加盟書をもってきてくれました。


平和首長会議にサインしている市長

これには、李さんも古賀もビックリ!「本当に?!」と、思わず2人で顔を見合わせてしまいました。トントン拍子で話が進み、私たちの目の前で加盟書にサインしてくれました。

サインの後には、こちら側から、平和首長会議事務局より寄贈していただいた原爆ポスターのセットをプレゼント。市長をはじめ同席していた職員の方々も喜んでくれ、「ぜひ教育機関で展示会をしましょう!」と約束してくれました。


平和首長会議事務局より寄贈していただいたポスターをプレゼント

その後、あらためて李さんの被爆証言を聞いて頂きました。被爆当時の様子を李さんが一つ一つ丁寧に話すと、市長をはじめ同席していた方々は、真剣な眼差しで、時に大きくため息をつきながら、聞き入っていました。


被爆証言をする李鐘根さん

証言の後の意見交換も、とても盛り上がりました。モトリル市は、チェルノブイリの原発事故により被曝した子どもたちを保養のために受け入れるプログラムを行っているそうで、とりわけ核や「被ばく」の話に関心があるそうです。

「私たちは決して過去の話をしに来たのではなく、今、私たち一人一人が考えなければいけない問題だとして核廃絶のメッセージを伝えているのです」と話すと、皆さん大きくうなづいていらっしゃいました。

同席していたアンダルシアユネスコ協会の代表、アンヘル・バニュエロスさんは、「モトリル市だけでなく、周辺の自治体へ平和首長会議に加盟するように呼びかけていきますね!」と賛同してくれました。

来年(2015年)のおりづるプロジェクトでは、平和首長会議との提携により実施する事が正式に決まっており、ここモトリル市を再び訪問します。そのことを伝えると、「来年は是非、大きな劇場で証言会をしましょう。様々な教育機関に呼びかけて若者たちをたくさん呼びましょう!」とガルシア市長が仰り、職員の皆さんが大きく拍手してくれました。


モトリル市役所の前にある広場

皆さん、とても温かく迎え入れてくださったばかりか、来年につながる大きな一歩が踏み出せた一日となりました。

メディアにも掲載されています。
▽Motril se adhiere a la conferencia ‘Alcaldes por la Paz’ en favor de la total abolición de las armas nucleares para 2020
http://www.motril.es/index.php?id=23&tx_ttnews[tt_news]=8898&tx_ttnews[backPid]=1&cHash=26cd26359c

(ピースボート 古賀早織)

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