1.ヒバクシャ証言の航海

埼玉の戦争展でおりづるプロジェクトの報告をしてきました

埼玉県は浦和コルソ(駅前のデパート)の催事場で、昨日8月2日(土)から戦争展が行われています。多くのボランティアの人に支えられて今年31回目を迎える埼玉の戦争展ですが、昨年は1万人が訪れるなど、毎年大盛況です。</a href=”http:>

この戦争展、とてもいいです。シンプルなメッセージとわかりやすい展示。「いま、平和ですか?いま、幸せですか?」といった誰にでも答えられる問いから始まり、戦争中の話や憲法や集団的自衛権をめぐる「今」の話、そしてヒロシマ・ナガサキ・フクシマとつながる核の話を扱っています。展示にも工夫がこなされ、大きなパネルを使っての説明に加えて、実物や模型も活用されているほか、戦争を体験された方が必要に応じて証言をしてくださるコーナーもあります。

今回おりづるプロジェクトの報告をしたのは、イベントルームで行われた「ピーストーク:若者の連帯で平和な世界を」という企画において。タイトルは難しいですが、平和に関心のある若者が集まる座談会です。

モデレーターが最初に若者が平和や戦争を考えるにあたってのキーワードを提示します。
①当事者ではない=直接的な感情をこえて、戦争の過去と向き合える
②グローバル化=世界中の人たちとつながることができる
③ツールの多様化=インターネットなど、新しい発信・つながりのツールがある

その上で、4名の報告者の簡単な報告を挟みながら、1時間半にわたって参加者全員で、若者ができること、若者だからできることについて、話を進めていきました。

おりづるプロジェクトからは先日帰航した「第7回 ヒバクシャ地球一周 証言の航海」中の寄港地や船内での活動からいくつかピックアップして、ユースの役割についてお話をしました。演劇や音楽など、従来の証言活動の枠にとらわれない表現手法を用いたという話をすると、みなさん興味深く聞いてくださいました。

おりづるプロジェクトのあとには、教員志望で大東文化大学の平和ゼミのゼミ長を務める福田くんから、沖縄のスタディツアーと、その学びを小学生に教えた経験からの報告がありました。「知ったからには伝えなければ意味がない」という力強い言葉が印象的でした。

埼玉の平和委員会で戦争展に携わったり、第五福竜丸館でアルバイトをしたりするなど、展示という視点で平和を伝える仕事をしている中村さんからの報告がありました。中身を充実させながらもわかりやすさを維持することのむずかしさなどを話してくれました。

小学校で先生をしている参加者も数名いたようで、その内の一人の菅田さんからは、紙芝居を通して原爆の話を伝えている取り組みを報告していただきました。菅田さんは、原爆の話のみならず、最近は原発事故の話も紙芝居にするべく取り組んでいるようで、「自分には絵が描けたから」と言いながら、自分のスキルを活かすことの大切さを話してくれました。

ディスカッションでは、「平和や戦争を伝える仕事」にはどのようなものがあるかといった話や、世界においては戦争・紛争はいまだに続いているという視点を持ち続けることの重要性、少しずつでもいいから情報を受けるだけでなく発信していくことが大切だといった話があがり、同じような意識の若者がいると確かめることもできたいい会となりました。

平和運動が盛んな広島・長崎だけでなく、関東近郊でもこのように「何かしたい!」と思っている若者たちと積極的につながり、一緒にできることを探していきたいと改めて思いました。

戦争展は8月4日(月)まで参加しています。ぜひ足をお運びください!

(ピースボートスタッフ 畠山澄子)

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