1.ヒバクシャ証言の航海

あなたならどう伝える?被爆者とユースで作る証言会

こんにちは。
おりづるユースの鈴木慧南です。

だんだんと桜が咲いてきて、春の足音が聞こえてきましたね。
今回は広島にて行われた、第8回参加者オリエンテーションの様子を紹介します。

広島のオリエンテーションの目玉は、ユースとヒバクシャによるグループ証言発表です!

先月、第1回目の長崎オリエンテーションにて、初めて顔合わせをした際、3つのチームを組み、15分の証言発表をすることになりました。それぞれのチームにつき1人ユースが入ります。
内容は自由、なので、チームごとに全く色の違う証言の時間となりました!

トップバッターは、
鈴木、森田、堀江、鎌田グループ。
私たちは「命のバトン」をテーマにして過去から現在までに繋がれていく命の大切を話しました。15分という証言時間は思っていた以上に短く、その中で、自分たちが伝えたいことを選ぶのは非常に難しかったです。
個人、個人にどうしても伝えたい想いがあったので、限られた時間の中で言葉を取捨選択していくことの難しさを感じました。

次は、岩本、廣中、伊藤、三田村グループ。
音楽を取り入れながら、ゆったりとした雰囲気の中での証言発表でした。

証言発表の中で時折見せる涙は、それぞれが証言発表に真摯に取り組んでいることを
表していたのだと思います。

最後は、橋本、三宅、小谷グループ。
役者の橋本くんらしい斬新な発表を見せてくれました。
証言をする前に、3人でダンスをしていたのが印象的です。

ここで、川崎さんから「証言に音楽を重ねてくるのはどうなのか」という問いかけがありました。

本当に伝えたい言葉を紡ぐとき、大切な言葉が生まれるとき、果たして音楽はどんな効果をもたらしてくれるのでしょうか。

よくドラマなどでは、「ここ!」とう場面で感情を後押しするような音楽が流れたりします。
それは、受け手を引き付ける効果があるのかもしれません。

しかし、その人がその人の言葉を心から伝えようとしている場面で音楽があることによって、本来受け取ってほしい感情とは
少し異なった受け取られ方をするかもしれません。

音楽という細かな演出ではありますが、どうやって使っていくのか、考えてみなくてはいけないと感じました。

さて、出航まであと1ヶ月となりました。
毎日夜を越すたびに、どきどきとわくわくが増していきます。
105日間の航海が実り多きものとなるように
今できることをこつこつとやっていきたいと思います。

(第8回 おりづるユース特使 鈴木 慧南)

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