1.ヒバクシャ証言の航海

おりづるユース橋本さん、ブルネイで演劇交流

このたび、とても嬉しい報告が届きました。
昨年(2015年)の第8回プロジェクトにユースとして参加した橋本昭博さんが
シンガポールの演劇プロデューサーに招待され、2016年1月にブルネイの演劇ワークショップに参加したというものです。

そのプロデューサーは、昨年船がシンガポールに寄港した際に、証言会をサポートしていた橋本さんの姿を見て、同じ演劇人としてこれからも一緒に子どもたちと社会のことを考えていけたらと思い、今回のブルネイでの再会が実現しました。

一つの船旅はそれだけでも20カ国くらいでの出会いを生みます。それだけに留まらず、人の繋がりや活動の広がりはどんどん広がります。

以下、橋本さんからの報告です。

(2015年4月、第8回おりづるプロジェクトでシンガポールを訪れ、
プレゼンテーションする橋本さん)

こんにちは、87回のおりづるユースの橋本です。
2016年の年明けに、ブルネイに行ってきました。

昨年、おりづるユースとしてヒバクシャの皆様と87回の船に乗り「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」での最初の寄港地シンガポールの証言会の会場で出会った、テランスから2015年の年末に連絡が来て、ブルネイに行くことになりました。

テランスは、シンガポールのArtsoluteという団体のプロデューサーで、東南アジア諸国のアーティストが集まって人形演劇を用いて、子どもと社会の発展について考え交流する国際プロジェクト『APEX RIGHT』を立ち上げていて、そのメンバーとして橋本に声がかかりました。

僕は日本で、演劇プロデュースユニットMoratorium Pantsという団体の主宰をやっており、その団体が昨年に公演した、音楽劇『おばけリンゴ』という作品の中で出演した人形のワルターくんと共に、ブルネイに行ってきて、アジアの仲間、アーティスト達と交流してきました。

プロジェクトは1週間ほどで、まずは各国の人形演劇のシェア、ワークショップから始まり、アジアの国際情勢についてのディスカッション、ブルネイの学生との交流や、各国との共同製作、学校でのパフォーマンス、と、とてもとても濃い一週間でした。

昨年の世界一周でのおりづる証言会での出会いが、また遠くまで連れてきてくれました。遠くの景色はどれも面白く、たくさんの刺激をもらいました。そして、素晴らしい仲間との出会いがありました。

このプロジェクトは、5月にミャンマーでも行い、9月にはラオス、12月にインドネシアと続いていきます。各国と芸術で繋がり、子どもと社会が発展していけるようなプロジェクトになっていければと思います。

(学生たちとの交流の様子)

70年前には戦争していた国々が、今は武器ではなく、人形を手にして、異国の子供と手を取り合い一緒に笑いあえる。
そんな世界を子供たちの世代までしっかりと継承していきたいと思います。

(現地のメディアにも取り上げられました)

橋本昭博(87回おりづるユース)

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