1.ヒバクシャ証言の航海

久しぶりの洋上生活

みなさんこんにちは。
ピースボートインターンの鈴木慧南です。

今日はグアテマラからハワイまで10日間の洋上生活の様子をお伝えします。

ヨーロッパや中南米の区間を経て、久しぶりに1週間以上の洋上が続き、船に乗った当初の長かった洋上生活が思い出されました。
寄港地も落ち着いたので、この洋上のではさまざまな企画を行いました。
その中のいくつかの企画をご紹介します。

まず、前回のブログでもお伝えしましたが、おりづるピースガイドが始動しました。
14名の参加者とともに計10回の講座を設け、被爆証言を継承するべく日々奮闘しています。
半数は若者で、その顔ぶれに被爆者の方も喜んでいました。


ピースガイドの講習の様子

続いて、中南米の報告会を行いました。
中南米ではベネズエラ、ニカラグア、エルサルバドルで証言会を行い、合計で640筆の署名を集めることができ、この数はヨーロッパで集めた数を遥かに上回る数です。
大歓迎を受けた中南米では特にエルサルバドルでの訪問の記憶が鮮明にあり、そのことを思い出しながら話す土田さんは涙をこらえていました。
日本から遠く離れた中南米の土地で人々に出会い、想いを託し、託されたことがおりづるプロジェクトのメンバーの中でも大きな意味のあるものになっていると思います。


中南米報告会の様子

続いて、長崎で被爆された三瀬清一郎さんによる「川柳と写真でさるく8月9日」という企画を行いました。
三瀬さんは船内の自主企画でも積極的に川柳の企画を行っており、その企画に参加している方も大勢集まっていました。
原爆に関する川柳とそれに関連する写真を出しながら丁寧に長崎の原爆の説明をしていました。


企画の様子

続いて七夕の日には展示会と「どうやって戦争ってはじまるの?」という2つの企画を行いました。

「おりづる七夕展示会」と題して、おりづるプロジェクトメンバーがそれぞれ持ってきていている写真や資料などを展示し、時間を分けて案内役などを行いました。
また、普段寄港地の証言会の際に持って行っている国連平和ポスターも飾り、人目のつくように工夫しました。
13時過ぎから18時まで行っていたのですが、終始たくさんの人が展示を見たり、本を読んだりしていました。
来てくれた方の中には「もっとやって欲しい」という要望もあり日本に着くまでにもう一度展示会をやりたいと思っています。


展示会の様子

その後、場所を変えて「どうやって戦争ははじまるの?」という企画を行いました。
これはりぼんプロジェクトの「戦争のつくりかた」という絵本や映像を使って、具体的に日本がどこまで戦争ができる国に近づいているのかを一緒に考えていきました。
目まぐるしく変わる法案の中で、その本に出てくるような戦争ができるようになることが実際の日本でも行っている危機感を改めて共有し、一人一人がおかしいことに自信を持って「おかしいい」と声を上げる重要性を伝えました。
今であればまだ後戻りができますし、市民が声をあげていけば世論は変わると信じ、これからも政治に目を向けていきたいです。


企画の様子

最後に被爆二世で広島から乗船されている砂原由起子さんによる兒玉光雄さんの被爆証言会を行いました。
砂原さんは広島市で行われている伝承者制度を受講しており、船を降りてから認定を受ける予定です。


砂原さんの証言を聞く多くの参加者

この洋上区間ではさまざまな視点から企画を行いました。
企画によって聞いてくれる層が異なっていたのが印象的です。
ハワイイ明けは最後の洋上区間です。
それぞれ悔いが残らないように、集大成へむけてラストスパートを頑張ります。

ピースボートインターン 鈴木慧南

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