1.ヒバクシャ証言の航海

市民と寄り添う市長@長崎

みんなさん、こんにちは。

ピースボートインターンの鈴木慧南です。

今回は長崎で行われた記者会見と 市長への表敬訪問の様子をお伝えします。

 7日の午前中に広島から長崎へ移動しました。

その後市役所へ赴き、長崎で被爆し、お住まいの三瀬さんと合流し記者会見を行いました。

概要を説明した後に、三瀬さんから 今回の航海の感触を話していただきました。

三瀬さんは、 「この航海中に核兵器禁止条約が 成立したことは非常に嬉しいことですが、 日本が参加していないことに憤りを感じています。 ですが先輩たちが長年努力し続けてきたことがあって 実を結んだとも思っています。 ここからがスタートなので、自分も被爆証言を しっかり継承して、市民の力を示していきたいです。」 と力強い報告がありました。

私の方からは、ヒバクシャ国際署名の成果を 報告させていただきました。

今回のクルーズでは1765筆集まり、 これはおりづるプロジェクトととして出会った 約半数の数に相当します。

これは目に見える成果を示せたものだと思っています。

記者の方からはざまざまな質問が飛び交い、 ニューヨークに派遣されたときのことや アジアの方との交流で歴史認識で悩んだこと、 核兵器禁止条約が成立したときの思いなどを 聞かれ私も一緒に答えていきました。

30分の予定でしたが、 1時間弱にも及び質問が飛び交い、 記者の方も熱心に聞いていました。

その後、ホテルニュー長崎に移動し、 田上市長と面会を行いました。 式典間近ということや平和首長会議の総会があり 多忙にも関わらず面会をしてくださいました。

田上市長は三瀬さんの話を聞くと 「よく元気で帰ってきてくれました。 お疲れ様でした。」と笑顔で声をかけており、 三瀬さんの話に頷きながら、 どうやったら継承がうまくできるのかなどの 議論を行いました。

笑顔で迎え入れてくれる田上市長。

 

報告のあとには三瀬さんのほうから 船内で出会ったテヘラン平和博物館の方々の話をし、 ぜひ長崎の原爆の展示をテヘランでしたいと要望し 資料館の館長と一緒に現実的に進めていきたいと 話してくださいました。

田上市長に説明する三瀬さん

 

田上市長に会うたびに思うことは あんなに市民の思いの市長は他にはいないということです。

市民の方に愛され、被爆者の方に愛され、 気軽に相談ができる市長であり、 まさに長崎を任せられる人なのだと思います。

今日で大きな第10回おりづるプロジェクトの 報告は全て終了になります。

この出会いと経験を忘れず、 今後も被爆者の方と共に歩んでいきたいと思います。

ピースボートインターン 鈴木慧南

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