2月13日、ウルグアイのモンテビデオに着きました。朝から画廊や書店がひらき、街中のウォールアートが色鮮やかです。晴れて空気が澄んでいました。
午前中は観光大臣と会い、渡辺淳子さんの被爆証言を聞いていただきました。そして、会ったすべての人へ核兵器禁止に賛同してもらえるよう、ヒバクシャ国際署名を渡しました。
午後は、ムヒカ元大統領のパートナーであり、現副大統領のルシアさんがピースボート船内にいらっしゃいました。ムヒカさん本人には今回は残念ながらお会いできませんでしたが、お二人がピースボートの活動に共感して下さっていることが伝わる素晴らしい出逢いでした。
第100回クルーズの一つの取り組みとして、おりづるプロジェクトの話を聞いていただきました。
渡辺淳子さんの被爆証言を、真っ直ぐ見つめて聞いているルシアさんの姿が印象的でした。おりづるパートナーと折った鶴を贈りました。それは小さな束だったのですが「千羽になるように、続きは私たちで折ります」と微笑んで下さいました。
ルシアさんは、参加者みんなに向けたスピーチでも、核廃絶への希望を語って下さいました。
様々な大国が気にせずに核の開発をするけれど、核は誰のためにもならない。反対しつづけましょう。やめた試合以外は負けないから、続ければゴールがみえてきます。ウルグアイは小さな国だけど、反対し続けます。大切なのは、個人規模ではなく、グローバルな目的を持つこと。
そして、ピースボートの活動にコールを送りたいです。
これは私がメモに残せた話の断片です。
一つ一つの言葉にエネルギーがあり、意思があり、強さを感じました。
この場で、この声を、話を聞けることを、幸福だと感じました。
そして、被爆者の証言を生の声で聞けることがどれほど貴重で、重要な経験なのかを実感した日でもありました。