1.ヒバクシャ証言の航海

インスハート×被爆バイオリン=心を癒す2019.08.11-12@金沢

釜山から金沢まで水先案内人としてご乗船頂いた、現役医師の音楽ユニット・インスハート。 普段は福岡で医師として患者さんたちと向き合っているお二人ですが、医師としてできることには限りがあり、音楽で心を癒やすことができればと音楽ユニットとして活動されています。

洋上と金沢の船内見学会で被爆バイオリンと被爆ピアノを使ってライブをしていただきました。 どの曲も「命」をテーマにされており、ホスピスで出会った姉妹、ダウン症の子を持つお母さん、8月9日に原爆で息子を亡くしたおばあちゃんと、インスハートの音楽はたしかに「あの人」の顔を想像することができます。

「命」と「人」に向き合い続けているお二人だからこそ奏でることのできるメッセージがそこにはありました

トークでは笑いを誘いながら、また観客の皆さんとキャッチボールをしながらとても和やかな雰囲気で進めていきます。洋上の参加者向けのライブでは全6曲を演奏していただきました。

最後の「おばあちゃんののこしもの」は長崎で被爆し息子を亡くしたおばあちゃんから「あの日のこと」の話を託されたことを曲にしたものです。生の声が失われてゆくなか、私たちが何をすべきなのかという想いも込められています。

ロシアから広島に亡命し被爆したパルチコフさんのバイオリンが、長崎の詩を奏でる。 想いある人々によって想いと音が紡がれてゆく、音楽の持つ可能性を改めて感じることができました。

「おばあちゃんののこしもの」youtube
https://www.youtube.com/watch?v=Y0cmDb3KWuI&feature=youtu.be

そして、このコンサートのようすが北陸放送でも放送されました。こちらのもようは、MRO北陸放送 @mro_voice 「レオスタ」(18:15~18:55)でも放送されました。

おりづるユース 安藤真子

<掲載メディア>

2019/08/12 MRO北陸放送
被爆ピアノ金沢で演奏会
http://www.mro.co.jp/news/detail.php?cd=18594836

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