2019年_オーストラリア(第103回ピースボート)

オーストラリアの人々と語ったICANのこれから ~ICANワークショップ~

ピースボート103回オセアニアクルーズ(2019年12月21日~2020年2月15日)のオーストラリアの各寄港地で行われたICANワークショップ。フリーマントル(パース)から始まり、アドレードやメルボルン、シドニー、ホバート(タスマニア島)の5ヶ所にピースボートが寄港している間に、船内で行われました。参加者は市議員から活動家、学生に至るまでピースボートやICANの活動に興味がある多くの方々。ワークショップに参加することを通して、核なき社会を作っていくために自分たちが出来ることを考える時間を持ちました。

ICAN創始者の1人、デーブ・スウィーニーさん。

ビキニ水爆実験で被爆した漁師たちの被爆証言写真展

ピースボートからの歓迎と創設以来の歴史や意義を話した後、ICAN創設者の1人であるデーブ・スウィーニーさん、ICANオーストラリアのジェム・ロムルドさんによるICANを巡る最近の動向、スー・ハセルダインさんやデビー・コールマンさんによるオーストラリアの先住民からの証言、岡村啓佐さん(平和資料館・草の家副館長)によるビキニ水爆実験の被爆証言の写真展が行われました。

赤十字とダイベストメントについて説明もありました

ICANが核を無くすための条約をどのように提唱し、世界的なキャンペーンとして広め、国連で採択されるまでに取り組んだのか、また、これからの活動や課題についても共有しました。ICANに参加して大きな役割を果たしている赤十字やダイベストメント(核兵器産業への投資をなくすための取り組み)も、担当者から直接紹介してもらう機会も得ました。

最後に広島の被爆者、サーロー節子さんが核兵器禁止条約が2017年7月に国連で採択された時のスピーチを聞いて、イベントを終われせることができました。

ICANの発祥地であるオーストリアと広島と長崎の被爆を受けた日本は、核なき社会のために重要な国々でありながら、未だ条約に署名をしてない国でもあります。被爆から75年を迎える今年、これから両国の市民が共に条約署名に繋がるよう、活動を広めていかなければならないとお互い認識を高めるよい機会となりました。

ここからのオーストラリアと日本の背中を押すきっかけとなることを祈ります。

スー・ハセルダインさん

岡村啓佐さん

<英語での報告>

■All Aboard: Peace Boat hosts ICAN Workshops across Australia

https://peaceboat.org/english/news/all-aboard-ican-australia

■Stories of the Black Mist: First Nation anti-nuclear activists share testimonies on Peace Boat

https://peaceboat.org/english/news/stories-of-the-black-mist

■All Aboard Peace Boat’s Australian Tour

All Aboard! Peace Boat’s Australian tour

文・写真:ピースボート 鄭銀貞(シルビー)
編集:ピースボート 渡辺里香

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