3.核廃絶へのいろいろな動き

「本物に触れ、感情を大切にし、行動する」を学ぶ ~東海大学付属静岡翔洋高校~

11月6日、「ICANノーベル平和賞メダル・出前講座」のため、東海大学付属静岡翔洋高等学校を訪問しました。大きな講堂で、1回目は約300名、2回目は約200名、中等部合わせて約500名の生徒さんが参加しました。与えられた演題は「ICAN核兵器廃絶国際キャンペーンから科学技術の発展と平和 そしてSDGsについて考える」。「国連SDGsアクションキャンペーン」のパートナー団体としてSDGs促進教育を実施するピースボートに活動を軸として、核兵器廃絶の活動がどのような意味を持つのか、お話ししました。

ピースボートのSDGsへの取り組みはこちら:https://peaceboat.org/projects/mdgs.html

交流プログラムについて説明する松村

質問に答える生徒たち

ICAN、核兵器禁止条約、、、

自己紹介、クイズや質問を交え、SDGsの基本知識、ピースボートの具体的なプロジェクトについて話したあと、ICANの成り立ち、核兵器禁止条約の意義など、被爆者の証言、国内での議論、ひとりひとりの関わり方、議員ウォッチの取り組み(https://giinwatch.jp/)など、1時間15分の間にさまざまなテーマに触れました。「ICAN」「核兵器禁止条約」をしっかりと覚え、もうひとつだけ、「印象に残ってこれから忘れてはいけないと思ったこと」を感想に書くようお願いしました。

核兵器禁止条約について説明

講演後、ノベール平和賞メダルと賞状を展示し、生徒さんとの記念撮影セッションを設けました。メダルに近づくとテンションがあがり、手に取ったときにはにっこり笑顔がこぼれました。先生方とも「いつかこの学校からもノーベル平和賞受賞者がでるかも!」などと会話がはずみました。入学希望者オリエンテーションでお忙しい村上英治校長先生も駆けつけてくださいました。

メダルを持ってにっこり

今回の講演会の起案者と再会

今回の出前講座では、若い世代のみなさんとの交流のほかに、もう一つ楽しみにしていたことがありました。それは、この申込者・起案者であり、ピースボート地球一周の船旅第91回から下船後に高校教師となった品川杏彩さんからとの再会でした。ピースボートで旅をし、世界各地で子どもたちと交流した品川さんは、インターネット社会に生きる子どもたちに、「本物に触れる。その時の感情を大切にする。そして行動する。その大切さを伝えたかった」と言いました。だから、「メダルを手にして、聞いた話とリンクさせる。それを実施したかった」と言います。

船上で一緒だった品川さん/再会した品川さん

おりづるプロジェクト・オンライン

コロナ禍で、オンライン通信習慣が定着しつつあるいま、同僚の渡辺里香さんを中心に「おりづるプロジェクト・オンライン」が展開されています。これは、今まで船で世界の各地を訪れ、被爆者の証言を届けてきたピースボートが、船旅を出せない今、オンラインで世界の人々に証言を届けて核兵器禁止条約へのサポートを強めていこうというものです。
プロジェクト概要:https://peaceboat.org/35210.html
一回目のオンライン証言会の様子:https://hibakushaglobal.net/2020/11/12/online-testimony_sokauniv

これを通じて、寄港できなかった地域での証言会も可能になり、心動かされた多くのメッセージが寄せられています。一方で、被爆者の声を聞いたあとに、「本当に辛かったでしょう」と抱き合った場面を思い起こすと、オフライン(直接)の貴重さも実感します。
社会全体が協力して未曾有の困難を乗り越えたとき、オンラインで培った方法と、蘇るオフラインの人間的な接触をうまく組み合わせた活動を視野に入れるべき、と考えさせられた今回の翔洋高校訪問でした。

メディア掲載

11月13日(金)静岡新聞 核兵器廃絶へ「社会変わる」

静岡翔洋高校 中等部・高校 土曜講座 で展示されたメダルと賞状

ピースボート 松村真澄

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