3.核廃絶へのいろいろな動き

【クラウドファンディング】被爆を生き抜いた「明子さんのピアノ」を次世代に響かせたい!

ピースボートの松村真澄です。

広島への原爆投下から76年の8月6日の夜、広島平和記念公園レストハウスから、被爆を生き抜いた2つの楽器「明子さんのピアノ」と「パルチコフさんのバイオリン」についてのお話と演奏をオンラインで配信を行うことになりました。企画のタイトルは、「奏で継ぐヒロシマ~被爆を生き抜いた2つの楽器」です。

(左から)河本明子さんとピアノ。バイオリンとパルチコフさん。

これは、2019年夏に行った「平和と音楽の船旅~『明子さんの被爆ピアノ』とともに」からのつながりで企画されたものです。「核なき世界」を願いながら、広島にゆかりある2名の演奏家による美しい共演をお聞きいただきます。
https://peaceboat.org/38072.html

(左より)ピアニスト:三原有紀さん、バイオリニスト:坂直さん

ICANのベアトリス・フィン事務局長は、「どんな専門家より、原爆の威力、被害、においなど、その場にいた被爆者以上に知るひとはいない」と言います。その通りだと信じ、ピースボートはこれまで、各寄港地およびオンラインでの証言会を行ってきました。

今回は、被爆を生き抜いた“楽器”の力を借りて、多くのひとに当時を想像してもらう、というチャレンジをしてみようと考えました。核なき世界の大切さは、さまざまな方法で伝えていくことが重要だと感じたからです。全国の子どもたちが積極的に参加できるよう、この企画を視聴しての「感想文コンクール」も行います。
https://peaceboat.org/38085.html

感想文コンクールの大賞である「広島への旅」、被爆した楽器を響かせ続けるための維持費用、そしてこのオンライン企画費用を集めるために、本日7月30日よりクラウドファンディングを開始します。みなさんと一緒にこの企画を成功させられたら、と思っています。ご協力、よろしくお願いいたします。
https://camp-fire.jp/projects/view/142370

(ピースボート 松村真澄)

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