2024年_ヒバクシャ地球一周(Voyage117)

漫画「はだしのゲン」を寄贈頂きました!

漫画「はだしのゲン」連載開始50周年記念事業の一環として、NPO法人「はだしのゲンをひろめる会」から『はだしのゲン』日本語版、英語版、中国語繁体字版の3セットを寄贈して頂きました。

日本語版

 

今回、ピースボートが長年お世話になっているANT-Hiroshimaの渡部久仁子さんの紹介で、「はだしのゲン」が3か国語で被爆者と一緒に地球を一周することになりました。
このNPO法人「はだしのゲンをひろめる会」は、英語版やロシア語版などの「はなしのゲン」を国内外に普及する事業、小中学校や図書館に漫画「はだしのゲン」を普及する事業を行うほか、核兵器廃絶を求める個人、団体、自治体などと協力し、原爆被害の実相と核兵器の非人道性を伝える事業を展開しています。

英語版

 

同法人の理念としてリーフレットにはこのようにあります。
「(前略)『はだしのゲン』は金沢のボランティアグループ「プロジェクト・ゲン」が翻訳した英語版やロシア語版を始め、海外の多くの人々の手により、24言語で出版されています(2018年7月現在)。ゲンが5大陸を駆け巡り自らの被爆体験を語り掛ける時、読者はゲンを通して被爆の実相を理解し、苦境のなかユーモアを忘れず、たくましく生き抜くゲンに共感することでしょう。ゲンの物語に耳を傾ける若者が多くなればなるほど、私たちは未来に核兵器廃絶への希望を見出すことができます。
核兵器禁止条約が制定された今、核兵器のない世界への展望が大きく広がっています。私たちは、核兵器廃絶の願いをになって今日もはだしで世界を駆け巡るゲンの旅が、多くの実りをもたらすことを期待して、『はだしのゲン』を国内外に広めることに尽力します。」

今回、この大切な理念にのっとり、船内で一人でも多くの参加者に直接漫画を手に取り、実相を知ってもらいたいと思います。
4月から7月の105日間の船旅では、船上で被爆者の証言や交流、学習会などが企画される予定です。そのなかには、中沢啓治さんのインタビュー映像「はだしのゲンが見たヒロシマ」の上映やシリアの瓦礫に描かれた「はだしのゲン」のパネル展なども行われます。

今回の寄贈については、NPO法人「はだしのゲンをひろめる会」のホームぺージでも紹介されています。https://hadashinogen.jp/action/genn-kizouhoukoku-3.html

文:渡辺里香

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